2007年10月17日 更新
【BOX】TBS亀田特番「バース・デイ」が急きょ放送中止
TBSが18日に同局系「バース・デイ」(木曜深夜0・59)内でオンエアする予定だった「WBC世界フライ級タイトルマッチ 内藤大助Vs亀田大毅」戦の舞台裏の放送を急きょ中止したことが16日、わかった。
当初は双方の試合後の様子に密着取材した映像を流す予定だったが、同局では「今回のJBC(日本ボクシングコミッション)による(亀田ファミリーへの)処分を受け、その重大性を考慮して変更することにしました」と説明した。
変更後の内容に関しては未定だが、タイトルマッチとは関係のないものになるという。
同局ではこれまで、たびたび亀田ファミリーを応援してきたが、11日の生中継が亀田陣営に偏った放送だったとして視聴者から批判を浴びていた。
★金平会長に聞く
協栄ジム・金平桂一郎会長(41)は16日、ロシアから帰国し、その足で日本ボクシングコミッション(JBC)を訪ねて謝罪した。
−−JBCの処分を受けて今の心境は
「処分は甘んじて、お受けする。国民、ファンの皆さんにおわびします。申し訳ありませんでした」
−−内藤選手に謝罪するつもりは
「その必要はあると思う。内藤選手にアポイントメントをとって、おわびに参上したい。亀田家が行くといえば、一緒に行くし、行かないといえば1人でいく」
−−大毅が反則をした原因は
「勝ちたい一心。これに尽きるが、プレッシャーから熱くなってしまったのかもしれない。極論すれば、未熟さが出た」
−−試合中にセコンドの反則指示行為は聞こえたか
「コーナーの下にいたが、私の耳には届かなかった」
−−亀田用語を聞いたことはあるか
「協栄ジム内で練習しているわけではないので…。一般的には違うと思うが、亀田家は、そういう意味で練習していたかもしれない」
−−亀田家との契約を解除する可能性は
「まずは3人と話をしなければならないが、まだ(解除などについて)コメントできない」
−−亀田家の会見の予定は
「早く公の場に出て謝罪をしなければいけない」
■文科相も注目
渡海紀三朗文部科学相は16日の会見で、JBCが大毅を1年間のライセンス停止としたことについて「処分は当然。JBCが早い段階で対応をとった。あれでよかった」と、所管官庁の立場からJBCの対応は妥当との考えを示した。また、大毅のファイトについて「フェアプレーの精神でやってもらわないと教育上もよくない。世界戦でこのようなことが起こるのは大変残念なことだ」とした。