2007年10月19日

三洋電機、大型車両の安全確認をサポートするデジタル映像処理技術

三洋電機は、主にトラックなどの業務用大型車両における駐停車時の安全確認をサポートする車載用カメラシステムの新技術を開発したと発表した。

今回開発したのは、「車載用全方位モニタシステム」「車載用無線カメラシステム」「車載用高感度カメラ」の3点。

「車載用全方位モニタシステム」は、車両の前後左右に取り付けた4台のカメラで撮影した映像を各々上方からの視点映像に変換、ひとつの映像に合成するシステム。その際、4台のカメラによる各映像のつなぎ目部分のずれを自動調整、つなぎ目の気にならない見やすい映像を実現した。

また、「車載用無線カメラシステム」では、車載用カメラとモニタの間を無線化。車内のケーブル引き回し作業や設置費用を軽減し、取付けを容易にした。「車載用高感度カメラ」では、同社従来1.6ルクスだった最低被写体照度を0.2ルクスまで広げ、夜間の駐車で威力を発揮する。

同社では、これらの技術は業務用大型車両での活用を想定しているが、今後は一般乗用車への展開も考えていくとしている。

これらの技術は、10月27日(土)から11月11日(日)まで幕張メッセで一般公開される第40回東京モーターショー2007の三洋電機ブースで参考出品される。

http://www.sanyo.co.jp/koho/hypertext4/0710news-j/1017-1.html
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