(cache) KCT Mobile Site

これは、石井知事が、先月５日に古市倉敷市長と面会し、市民公園としての活用策を検討するよう要請したのを受けてのものです。倉敷市は、今月１０日、倉敷市議会各会派の代表者会議で公園を運営する「チボリ・ジャパン」と地権者の「クラボウ」を含めた４者による協議の実施を県に求めることを決め、報告しました。岡山県と倉敷市は、来年度の予算編成をにらみ年内を目処に公園のあり方など大枠について詰めることにしています。

屏風祭あすから（倉敷市）

祭りに先立ち一足早く、屏風作品が公開された大原邸。今年は、現代画家の三瀬夏之介さんの作品が飾られました。三瀬さんは、大原美術館の若手作家支援事業の一環で９月から倉敷に滞在して創作活動を行っています。滞在中に屏風祭りを知って出品を大原美術館に願い出たところ認められ出展となりました。「奇景」と題した作品は、和紙に墨や染料で描いた壁画を屏風に仕立てたものです。大原邸の屏風展示はこれまで大原家所蔵の作品が恒例で、注目を浴びそうです。「倉敷屏風祭」は、２０日・２１日の二日間本町、東町の美観地区界隈３５軒で屏風や花など家宝の品々が飾られ、訪れる人々をもてなします。

有隣荘で芹沢�M介特別展（倉敷市）

この特別展は２０日から開かれる倉敷屏風祭りに合わせて開催されていて、大原美術館所蔵の作品３７件が展示されています。染色家・芹沢�M介はシンプルながらも洗練されたデザインを次々に生み出し人間国宝にも認定されました。また、大原美術館の工芸館や東洋館の内装、外装のデザインを手がけたほか倉敷特産の倉敷緞通の模様を考案するなど倉敷とも結びつきの深い人物です。有隣荘には、昭和６年に出版され芹沢�M介が表紙のデザインを手がけた書籍「工芸」が展示されています。一つ一つ違うデザインで木綿の表紙の染めも芹沢自身が手がけたという貴重なものです。沖縄県の形を掛け軸にした「沖縄絵図」。芹沢�M介は「沖縄は私の竜宮」というほど沖縄の文化や風景に感動し着物の柄などに沖縄で考案したデザインを多く取り入れました。「風の字のれん」は芹沢�M介の代表作で、のれんとしては最も有名な作品です。１９７６年にパリで開かれた芹沢�M介の個展でポスターなどに使用されたのもこののれんでした。倉敷にもゆかりの深い染色家・芹沢�M介の作品を展示した特別展は２１日（日）まで大原家別邸有隣荘で開催されています。

学生のスイーツショップがオープン（倉敷市）

「倉芸工房」はチボリ・ジャパンの坂口正行社長ら多くの関係者に見守られオープンしました。店内には地元の特産品や旬の食材を使用したケーキおよそ１５種類が店頭に並べられているほか、学生が制作した陶器なども展示販売されています。商品の製作・指導にあたるのは、倉敷芸術科学大学専門学校で講師を務める桐山修さんら２人のパティシエで、製菓・製パン学科の学生が実習を兼ねて製造に携わります。また倉敷芸術科学大学の起業学科の学生が商品開発や運営、接客などを行います。当面は週末や長期の休みに実習を行うほか、起業学科の４年生らを中心に経営に取り組むことにしており、個性的で魅力的な本格スイーツショップを目指します。

倉敷市文化連盟賞に浅原さんら（倉敷市）

今年度の文化連盟賞受賞者は倉敷市玉島乙島の音楽家浅原茂子さん、倉敷市羽島の陶芸家・小河原勝康さん、奨励賞にﾏｰﾋﾞｰﾐｭｰｼﾞｶﾙin倉敷の個人２人と１団体が選ばれました。浅原さんは県立玉島高校の音楽教師として生徒の育成にあたった他、４０年間にわたり郷土出身の演奏家によるコンサートを開催し音楽文化の発展に尽くしました。一方の小河原さんは３６歳で羽島焼２代目を継承し数々の賞に輝いたほか倉敷陶友会の会長を務めるなど若手作家の指導に努めました。奨励賞のﾏｰﾋﾞｰﾐｭｰｼﾞｶﾙin倉敷は平成１４年以降、毎年地域住民が主役のﾐｭｰｼﾞｶﾙを上演。レベルの高い公演が評価されました。

薗地区コスモス花見（倉敷市）

真備町市場の工業団地周辺に咲いたコスモス。園児と保護者など１００人あまりが花見に訪れました。このコスモスは、薗まちづくり推進協議会が、地域の緑化推進を目的に、７年前から毎年、栽培し続けているものです。５月に行われた種まきには薗幼稚園の園児たちも参加し、２ｋｇ分の種を蒔きました。今年は、夏の暑さの影響で例年より花付きは、やや悪いとのことですが、子供たちは自分たちで種まきしたコスモスの花を楽しそうに鑑賞していました。

岡本悍久さん個展「色彩への復帰」

「色彩への復帰」と題した岡本悍久さんの個展では、油彩やアクリル画の作品３１点が出品されています。新聞記者を１９年間務めた後、洋画家に転身した岡本さんは、これまで、「生と死」をテーマにした白と黒のモノトーンを活かした作品を手がけてきました。しかし、今回は、「現代に生きていることをより鮮明に表現したい。」として、長く続いた無彩色の作風に別れを告げ、色彩を加えた新作を発表しています。特に、エル・グレコの名画「受胎告知」や「母子像」などをキュービズムと呼ばれる立体的な抽象画として表現した作品は、簡素化された線などで温かみのある命や普遍の愛を表現しています。白と黒の抽象画に彩色を施し新たな境地を表した岡本悍久さんの個展「色彩への復帰」は、２１日（日）まで倉敷市中央の倉敷・中央画廊で開かれています。

復活パッチワークキルト野外展（総社市）

総社市東阿曽でパッチワークキルト製作の講座を開く伊丹洋子さんとその講座生およそ４０人は、３年ぶりの作品展に向け作品づくりに追われています。色や柄、形の異なる布をつぎ合わせて模様や一枚の布に仕上げる「パッチワーク」。一針ひとはりによる手仕事の結集です。今回は、古い着物地をパッチワークした２メートル四方に及ぶ大きなこたつ敷きやベッドカバー製作などに取り組んでいます。また、まるで一枚の絵画作品を思わせる絵キルトの壁かけなどおよそ１００点が出品されます。今回は、作品展に合わせてパッチワークキルト無料講習会が開かれます。砂川公園をイメージしたハガキ大の「絵キルト」づくりに挑戦することができます。総社市の砂川公園の松林を会場にしたパッチワークキルト野外展は、１１月３・４日の二日間開かれます。

ひまわりの園陶弘庵作品展（倉敷市）

陶弘庵は陶芸づくりを通して障害者の社会的な自立を促すため４年前にオープンしました。こちらではひまわりの園の利用者１０人がほぼ毎日土ひねりをしているほか地域の人を対象にした陶芸教室も開催されており３０人が通っています。障害者が作っているのは小皿や鉢、マグカップなどの食器と動物の形の置物などです。土をひも状にのばし粘土細工の要領でイメージしたものを形にしていく作業は指先を使うことから脳が活性化し障害者の自立に効果があるとされています。小皿には障害者がクレパスで描いた模様が描かれており一人ひとりの個性が溢れています。また、会場には陶芸教室の講座生の力作１２０点も展示されました。このほか、陶弘庵の玄関脇では作品のバザーも行われ小皿などが３００円から５００円ほどで販売されています。収益金は障害者の給与や陶芸づくりの材料費などに充てられるということです。知的障害者の陶芸作品展はあすまで倉敷市福田町の陶弘庵で開催されています。

最新KCTニュース

[2007年10月19日(金)の KCT TVニュースから]

チボリ運営問題倉敷市長が市の方針を知事に報告（倉敷市）