全国医学部長病院長会議は19日、医療事故の公表についての指針を、全国に80ある大学病院で統一したと発表した。05年3月に国立大学(42病院)が同様の指針を設けており、対象を公立・私立大学にも広げた形だ。既に9月から運用を始めている。
大学病院で起きた医療事故は、財団法人「日本医療機能評価機構」への報告が義務づけられているが、病院名は匿名で統計処理される。今回の統一指針はそれよりも透明性を上げ、過失による死亡例は速やかに発表し、重篤でなかった事例でも過失があれば大学のホームページなどで調査結果を公表するとしている。
毎日新聞 2007年10月19日 19時17分