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2007/10/13
(土)
BSE危険部位持ち出し疑惑 四日市市議を告発 業者3人
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【四日市南署に告発状を提出する業者ら=四日市市新正5丁目の四日市南署で】
【四日市】四日市市の食肉センターから牛海綿状脳症(BSE)特別措置法で、焼却処分が義務づけられている牛の頭部の「こめかみ」部分を持ち出し、販売していたのは窃盗罪と食品衛生法違反にあたるとして、この問題を県や市に告発した業者ら三人が十二日、精肉販売業の同市市議(39)を四日市南署に刑事告発した。
告発状によると、この市議は、平成十四年十月から十九年八月までの間、同市畜産公社において、牛の頭部から食用が禁止されているこめかみ肉や内ほほ肉を切り取った。また、同市議の親族が経営する焼き肉店で、有害な疑いのあるこめかみ肉を販売した。
告発した業者の一人、福原正幸さん(53)は「業界として、消費者としてきちっとただしていかなければいけない。疑惑の中で司法に判断してもらうことも大切です」と話した。
また、今後は食肉業者や畜産農家、消費者らで「三重県牛の安全安心を守る会」を発足させ、持ち出し疑惑の追及を続けていくほか、国に対し、BSE特措法への罰則規定を求める要望や、県への監督責任を訴えていくという。
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