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タクシーへのGPS装着義務化、阻止ならず〜ニューヨーク州地裁決定


 ニューヨーク州連邦地方裁判所は9月28日、ニューヨーク市がこのほど導入した、タクシー運転手に対してGPSシステムおよびクレジットカード読み取り装置の装着を義務づける法律を違法として提起された裁判において、この法律の施行停止を認めない判決を下した。

 今回の判決により10月1日から、同市の13,000台あるとされるタクシーにはGPSおよびクレジットカード読み取りのシステムの装着が義務づけられることとなる。ソフトウェアは8秒ごとに位置を記録することになり、違反者には罰金刑が科されるという。

 今回の訴訟は、同法の施行に反対するタクシー運転手が集団で起こしたもの。訴訟提起の理由として、ニューヨーク市が同法を制定することによって、運転手の運転パターンが開示され、深刻かつ恣意的な経済的損害をタクシー運転手が被ることになるとともにプライバシーの侵害にもなると主張していた。

 しかし判決では、GPSシステムやクレジットカード読み取りシステムの装着によってもたらされる利益が、運転手のプライバシー侵害によってもたらされる不利益に優越すると判示。原告側の主張を全く認めなかった。

 運転手のグループは、9月にこの問題を巡って2日間のストライキを敢行したばかり。今回の判決においては、交渉の結果、次のヒアリングが10月10日に予定された。同グループはストライキを呼びかける動きもあり、次回のヒアリングとともに今後数日間の動きが注目される。


関連情報

URL
  判決文(英文、PDF)
  http://www1.nysd.uscourts.gov/cases/show.php?db=special&id=58


( Gana Hiyoshi )
2007/10/01 16:50

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