平成14年度(第19回)山﨑賞受賞者

受賞した児童（小学校）

工ビや力ニの仲問は、においや色がわかるかパート2 サワガニの研究 浜松市立瑞穂小学校 5年 新村拓也 ザリガニ、サワガニがにおいや音など8 つの刺激に対して、どのように反応するか、実験によって明らかにした。
クズの研究4 浜松市立飯田小学校 5年 露木春那 つるの伸び方や巻きつき方、デンプンの特徴、クズ布について研究した。
雑草観察日記（No.1～ No.4) 浜松市立与進小学校 6年 杉村明香 昨年は、シロバナタンポポを種から育て花を咲かせることが出来たので、本年は根から花を咲かせるまでを観察した。
ビールごてんでナメクジー家を調べたよ！ 静岡市立田町小学校 4年 長田頼河 ナメクジを飼育し、好物のビールだけで生きていられるかや、行動の習性等について実験で追及した。
アリの研究 天竜市立光明小学校 3年 中野主基 身近にいるアリについて、甘い物が好きなのか、お菓子や果物を置いて実験したり、家の東西南北どの方向にいるか、一日の行動の様子はどうかなどの観察をした。
あかりに集まる虫調べ　(1)～(3) 磐田市立磐田北小学校 5年 佐野仁美 「あかりに集まる虫］の種類をはじめ、集まり方と天候、季節、時間との関係などについて調べようと長期にわたって観察し考察した。
須津川で見た山淑魚 沼津市立第二小学校 6年 鈴木隆太 須津川の上流から下流まで観察して，山根魚の住んでいる環境について調べた。
風がふいても消えにくいろうそくとは 沼津市立浮島小学校 6年 田村詞音 ロウソクの芯の材料、芯の太さ、ロウソクの太さの3 つの要素から追求した。
おふろの水をぬくには－うずと水のぬけ方の関係－ 静岡市立賎機南小学校 5年 伊藤慶 たまった水を同じ太さの穴から早く水を抜く方法を追求し、風呂桶の構造を考察した。
つるのけんきゅう 芝川町立柚野小学校 2年 渡辺郁美 つるの巻きつき方を距離や方向、右巻きや左巻き等三次元的に設定し追求した。
ミミズのけんきゅう 芝川町立柚野小学校 2年 後藤大介 ミミズはどの様な生き物かを調べた。
布はぼ＜たちの体にどんなえいきようを与えているか 豊田町立豊田北部小校 6年 鈴木琢也 風や光の通し方、水の吸収力、乾き方を、綿、絹、毛糸、ナイロン、ポリエステルという材質の違いによって、どう違うかを実験によって調べ，季節によってどのような服を着るのが良いかを考えた。
水の汚れ方とメダカの生きる条件 清水町立清水小学校 6年 遠藤真希子 8 つの条件下で240 匹のメダカを飼い、メダカの生きる条件を探った。
高原分校の周りの植物－開花記録2 年間のまとめ－ 韮山町立南小学校高原分校 4年 青山みづき
三上葉月		 学校周辺の植物の開花時期を丹念に観察し記録した。
力マキリ「力マオ」の観察日記2002 夏 静岡市立中田小学校 3年 望月明歩 身近にいるカマキリを1 ケ月間飼育し、その成長の様子を毎日観察日記に残した。

受賞した生徒（中学校）

水生生物の観察による敷地川の水質調査vl 豊岡村立豊岡中学校 3年 山口陽平 川の汚染度合いの指標とする水生生物をパックテストなどを用いて、敷地川の定点測定を6 年間継続して行い、川の汚れ具合の変化を表やグラフなどにまとめて客観的な数値として示した。
電波と紫外線と赤外線～見えない波の研究～ 沼津市立第四中学校 1年 竹之熊佳美 実験を進めながら光の性質について学習し、自ら実験装置に工夫を加えながら、赤外線、紫外線、電波の特徴を実験し考察した。
恐るべき酸性雨 沼津市立金岡中学校 3年 森田さとみ 降雨のPH 測定、各地で採取した土のPH 測定、PH の異なる水溶液による発芽の様子、酸性雨水溶液の塗布による花の色素への影響等について、実験・観察を通して明らかにした。
お茶の抗菌作用についての研究（Partn ) 沼津市立今沢中学校 2年 菊地史恵 4 種類の緑茶、玉露、煎茶、番茶、ほうじ茶について，煎じる温度や時間によって抗菌作用に違いがあるかを調べた。
光電池と果物電池の科学～地球の環境を守る光電池と果物電池の秘密をさぐる～ 藤枝市立広幡中学校 1年 山村直里 光電池と果物電池についての研究を行った。特に、光電池の研究では、接続の仕方や明るさ・色の違いによる電池性能について実験した。
太田川の水質調査 森町立旭が丘中学校 3年 森下恵未 水温・COD ・臭い・PH 値などを定点測定した記録をまとめた。また、年々 変化する周囲の様子を写真に記録して環境変化と水質との相関について考察した。
緑茶は本当に体に良いのか一成分や着色料の研究を通して一 静大附属浜松中学校 2年 鈴木大互 緑茶に含まれているタンニンやビタミンC について、茶葉・ティーバック・粉末茶・ペットボトルの茶などを用いて指示薬によって定性的に調べた。
土壌動物の研究パート2 静大附属浜松中学校 2年 嵩山広輔 土中に生きている小動物の種類や数について調べた。
力ナへビの生態 御殿場市立御殿場中学校 3年 鈴木慶子 カナへビとニホントカゲを飼育しながら、日光浴や餌の食べ方等の観察を行い、活動の違いを調べた
微生物と抗菌作用 浜松市立可美中学校 2年 鈴木美紀 パンにはえたカビや手指に付着しているカビを培養し、そこに麹菌、納豆菌，ヨーグルト菌など食用有用菌を植え付け、有用菌に抗カビ効果があるか調べた。
地電流の測定と測定極の素材金属について 熱海市立熱海中学校 3年 石本拓也 柏木太樹自作の地震発生器を使って、地電流測定をすることで地震予知をするため、地電流測定器の電極材に適している金属や土壌との関係などについて調べた。
回転落下体の研究 熱海市立熱海中学校 3年 安藤優輝 ブーメランの羽の枚数、ねじりなどと落下の様子との関係について調べた。
色の赤・青・黄ふしぎ発見 静岡市立安東中学校 1年 鈴木啓太 色の3 原色の組み合わせによる色の観察を、色粘土の混合や色分けしたこまの回転によって実験した。
光の屈折 中川根町立中川根中学校 3年 諸田美和子 光を当てる角度や物質が変わると屈折の仕方に違いが生じると考え、理論的に実験データを収集した。また、温度差による屈折率の違いについても調べた。
相良町の環境汚染について～環境調査（水質、大気）4 年間の変化一 相良町立相良中学校 3年 伊藤あすか 萩間川の上流と下流の水質の違いを継続的に調査した。また、大気汚染については植物を用いたり、自作の大気汚染の検出装置を使用した調査をした。

受賞した生徒（高等学校）

渦電流によるアルミ板の回転の研究 県立韮山高等学校 2年 水村雅一 磁界を作るコィルに流す電流の大きさと磁極と回転盤との角度を変えて回転速度との関係を調べた。
酸性雨がプラナリアの再生に及ぽす影響について 県立富士宮北等学校 2年 城好江過 年度に研究した環境ホルモンと同様、酸性雨もプラナリアの再生に影響を及ぼすと考え，塩酸酸性溶液でプラナリアを飼育し、再生芽が伸びる伸長速度を測定した。
匂いと味の人に及ぽす影響 県立長泉高等学校 3年 松田直人他3 名 トウガラシの辛さやハーブの匂いが血圧、脈拍，体温など人体に与える影響について調べた。
力ワニナの行動 県立清水西高等学校 2年 坂内智恵・渡辺明日香 自然状態のカワニナが群れを作らず、個体間の距離を保ちながら分散していることに気づき、その分散する様子や移動する速度が固体密度によって変化することを、実験によって調べた。
遮光パターンの反転と光の干渉（第3 報）一干渉模様は光のものさし一 県立静岡エ業高等学校 2年 辻村郁乃他3 名 髪の毛や鳥の羽毛を回転格子にみたて、干渉じまの間隔から、その太さを測定し顕微鏡による測定と比較した。
植物色素を用いた色素増感型太陽電池の研究 静岡学園高等学校 2年 江川泰暢他2 名 水で抽出した色素とエタノールで抽出した色素を使用した大陽電池の電流・電圧を測定し、それぞれの場合における耐久性について調べた。
志太榛原地区における白アズキの栽培について一第2 報一 県立藤枝北高等学校 3年 仁藤みづき・清水里美 播種の時期と草丈，一株あたりの花数、一株あたりの収量、乾燥重量などを測定した。
接触酸化槽で佐鳴湖はきれいになるか 県浜松湖南高等学校 1年 野中一臣他3 名 佐鳴湖に建設された接触酸化槽の浄化能力について水質調査のデータをもとにしながら、特にプランクトンの増殖による富栄養化という視点で考察した。また、アルミ缶を利用した脱リンやシジミによる懸濁物ろ過作用についても研究した。
流星の発光 県立静岡高等学校 1年 川村七海他2 名 流星群の色は炎色反応によるものという仮説の元、その仮説の検証を行った。
メダカを中心とした希少魚種の現状分布と保護増殖への指針の模索 県立藤枝東高等学校 1年 大石達朗他2 名 校内のアンケート調査を元に、学区の7 地点において魚類の生息調査を行い、魚類による生息場所の環境条件の違いや、競争や捕食などの種間関係について考察した。
アカトンボは減っているか 県立磐田南高等学校 2年 松本徹他11 名 成虫の避暑地となる天竜の森や、産卵場所である磐田市国分寺公園における成虫の捕獲数をもとに、最近の個体数の変化を調べた。同時に、個体数が変化する原因を、その年の気温や降水量と関連づけて考察した。
環境の違いが力ニの生態に与える影響 県立磐田南高等学校 2年 中嶋香児他6 名 カニが環境の変化における＂指標生物＂になり得るという観点から、幅広い研究を行った。
静岡市近郊の絶減危慢植物一現状とオオカワヂシャの進出一 県立静岡高等学校 2年 土井大輔・佐藤嘉郎他5 名 ミクリ類など5 種類の絶滅危倶植物の分布調査及び生育環境の検討を行った。
Native - PAGE 法および核型分析による絶減危倶植物分類の試み 県立静岡高等学校 2年 鈴木進悟他6 名 形態的異変が大きい水生生物について花や実が付かないと種の判別が難しい場合がある。そこで、形態的特長以外の種判別法である核型分析及び酵素アイソザィムの比較について検証した。
静清平野の海陸風の季節変化及び周辺環境との関わり 県立静岡中央高等学校 3年 飯田雅則他7 名 凪前後の風向・風速の変化を解明する目的で、1 分ごとの観測を実施した。また、サクラの開花時期を観察し、ヒートアイランド現象を調査しようとしている。

受賞した学校

小学校 清水町立清水小学校
中学校 三ケ日町立三ケ日中学校 一自然と人と生き物との触れ合い活動一地域の自然を生かした環境教育
高等学校 県立韮山高等学校 進む「理科離れ」から生徒の奪還をめざす

受賞した教員

小学校 島田市立島田第四小学校 山村敏正 自然科学教育に関する教材開発一「感動ある問題把握」についての一考察一
中学校 静岡大学教育学部附属浜松中学校 倉島茂見 生徒主体による科学啓蒙活動をねらった選択理科カリキュラムの研究と実践
高等学校 県立焼津中央高等学校 森伸一 島田市周辺の雨の降りかたの研究