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来年春、卒業する医大生らが臨床研修する病院を決める「マッチング」の結果、県内の15病院が117人を募集しましたが、確保できたのは50人と半数を割り込み、充足率が全国46位だったことが分かりました。
マッチングは、医大生と病院双方の希望を基に医大生の研修先を決める方式です。
平成16年度から義務化された新しい臨床研修制度に伴って導入されました。
18日厚生労働省が発表した来年春のマッチング結果によりますと、黒部市民病院が募集6人に対し6人を確保して充足率が100%でしたが、10人を募集した県立中央病院が9人で90%、50人を募集した富山大学付属病院は27人とほぼ半数でした。
一方、1人も研修医を確保できなかったのは、富山市民病院、済生会富山病院、済生会高岡病院、射水市民病院、砺波総合病院、南砺市民病院、あさひ総合病院の7病院でした。
県内15の病院で募集した117人のうち確保できたのは50人で充足率は42.7%と、去年を5.5ポイント下回り、全国46位と医師不足に歯止めがかかっていません。
この結果について県医務課では、「厳しい結果だ、医師の確保対策は始めたばかりで継続的にやらないと効果が出てこない」と話しています。
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