軍師と軍神特別対談・未掲載分一挙公開
「内野聖陽&Gackt:ガクト、さらに語る」

ステラ10/26号で掲載した内野聖陽さんとGackt:ガクトさんの特別対談、いかがでしたか? 全3ページ、いつもより多めに文字を入れましたが、それでもまだ読み足りない! と思われた皆さまに、「取材こぼれ話」で贈る未掲載分の特別公開、題して……、え、能書きはいいから、早く始めろと?? 御意。では、参りまする。本誌対談の最後の部分から続けて、以下をお読みくだされ。

内野 僕がガクちゃんに何より驚いたのは、自分の中にある美意識や様式美、強さを、どうすればいちばん出せるのか、自分の見せ方をすごくわかっている、ということなんだ。特に長尾景虎は、そういう美意識が大事な役でしょう? ロックスターとして何万人もの観客の前でパフォーマンスするパワーとカリスマ性が、景虎のカリスマ性に重なって見えて、今じゃもう「景虎=ガクちゃん」という感じだね。
Gackt 僕は、もう毎日が刺激の連続、勉強の連続。人の演技を見ていて「なるほど」と思ったり、自分が疑問に思ったことを質問したり。いろんなことを教えてくれるから、内野さんも。
内野 僕、そんなに教えてる?
Gackt 言葉で言うときもあるけれど、見ているだけで教わることもあるからさ。僕にとって大きいのは、やっぱり最初に共演した緒形拳さんの存在で、それは演技をする上ですごく心強いものだったんだよ。で、内野さんといっしょにやるようになって、緒形さんの言っていた言葉が内野さんを見ているとより深く理解できるようになったり、それまで見えていなかったところまで勉強させてもらったり。僕は、撮影現場でわからないことは「わからない。それ、どういうこと?」って、すぐに聞くから。
内野 うん、聞くね。それがすばらしいと思うんだ。普通は「わからない」って言いにくいし、「そういうものかな」って理解した気になっちゃうけど、ガクちゃんの場合はちゃんと質(ただ)すじゃない? で、ディレクターが説明すると「OK、それでわかった」って。コミュニケーションが確実に進む人だなって、すごく感じました。ところで、プライベートではまだ飲みに行ってないよね。撮影が終わったら、僕は行きたいと思っているんだ。
Gackt というか、この間メールを送ってきてくれたじゃない?
内野 そう、携帯電話の番号とメールアドレスを交換しようということになって。
Gackt それで何日後かにメールが来て、見たら「いま、御屋形様と食事中。どうあん」と書いてあって。最初は「誰だ、このイタズラメールは?」と思って、でもしばらくしてから「あっ、これ、内野さんだ!」と気づいて、あわてて返信して。
内野 撮影が終わったら、まずは飯だな。
Gackt ライブにも来てほしいね。
内野 それは絶対に行くから。
Gackt 来てくれたら、どこに座っているかチェックしておいて、MCのときに紹介してスポットライトを当てるから。
内野 うわぁ、それはやめて! そういうことをやるの?
Gackt うん、友達が来るとサプライズでね。
内野 サプライズか……。わかった、覚悟しておくよ(笑)。

ちょっぴり予告。今後のステラでは、内野さんはもちろん、Gacktさんも再度の表紙登場予定あり。『ステラ「先物」情報』でチェックよろしく。