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Last Update: October 19, 2007
10/18 外国語映画賞に63カ国がエントリー。『迷子の警察音楽隊』『ラスト、コーション[色・戒]』アウト!
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Reservation Road 配給:フォーカス・フューチャーズ 監督:テリー・ジョージ 10月19日公開 | オフィシャルサイト |
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子どもを轢き逃げされた家族と轢き逃げしてしまった男の 内面を描くドラマティック・スリラーに実力派が結集 題材の重さもキャストのネームヴァリューも賞を狙うのに申し分なし ただ、トロント映画祭では「a good movie, but not great」という 評価に留まっていた感。果たして… ポスターには顔が出ていないものの、ミラ・ソルヴィーノも出演 poster rating:★ |
↑ | ここに来て『マイティ・ハート 愛と絆』(マイケル・ウィンターボトム監督)のアンジェリーナ・ジョリーのBUZZが再上昇中。逆転ノミネートの可能性はゼロではないとの声(10/19) |
↑ | 『アメリカン・ギャングスター』(リドリー・スコット監督)のキューバ・グッディング・ジュニアが久々に実力発揮の力のこもった演技を披露しているとの噂(10/19) |
↓ | ウォン・カーウァイ監督、ノラ・ジョーンズ、レイチェル・ワイズ、ジュード・ロウ、ナタリー・ポートマン、デヴィッド・ストラザーン出演のドラマ『マイ・ブルーベリー・ナイツ』が2007年から2008年2月13日へ公開延期。Goodbye, Oscar...(10/19) |
↓ | トミー・オヘイヴァー監督、キャサリン・キーナー、エレン・ペイジ出演のドラマ『An American Crime』がDVDスルーになるとの見方が強くなっている(10/19) |
→ | 『Margot at the Wedding』(ノア・バームバック監督)のニコール・キッドマンがノミネートされるのは、対象作が作品賞候補に挙がる勢いを見せたときになるだろう(10/18) |
↑ | 『Atonement』(ジョー・ライト監督)のジェームズ・マカヴォイがキャストの中で最も素晴らしい演技を披露しているとの声あり(10/18) |
↑ | 『Before the Devil Knows You're Dead』の出演俳優たちはシドニー・ルメット監督の達者な演出により脇役まで光り輝いているとの噂(10/18) |
→ | 邦題決定。『Mr. Bean's Holiday』→『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』。スティーヴ・ベンデラック監督、ローワン・アトキンソン出演(10/18) |
↑ | コメディ作品で大旋風を巻き起こすのは『Juno』(ジェイソン・ライトマン監督)になるだろう(10/17) |
↓ | 『Away from Her』(サラ・ポーリー監督)からはゴードン・ピンセントのノミネートを期待する声もあるが、ジュリー・クリスティがよほどの強さを発揮しない限り難しいとの声(10/17) |
↑ | ゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門主演女優賞は『エディット・ピアフ 愛の賛歌』(オリヴィエ・ダアン監督)のマリオン・コティヤールがリードしているとの見方強し(10/17) |
→ | 邦題決定。『Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street』→『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』。ティム・バートン監督、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アラン・リックマン出演(10/17) |
↑ | 『The Diving Bell and the Butterfly』(ジュリアン・シュナーベル監督)のマチュー・アマルリックの衝撃的な演技とマックス・フォン・シドーの簡潔にして感動的な演技は賞レースで注目されるべきとの声(10/16) |
↑ | 『アメリカン・ギャングスター』(リドリー・スコット監督)のラッセル・クロウは助演プッシュになる見込み。デンゼル・ワシントンとの票割れを避けた格好(10/16) |
↑ | サンタバーバラ国際映画祭にて『マイティ・ハート 愛と絆』(マイケル・ウィンターボトム監督)のアンジェリーナ・ジョリーがOutstanding Performance of the Yearを受賞することが決定(10/16) |
↓ | 『Reservation Road』(テリー・ジョージ監督)は期待以上の成果は上げていない。役者のノミネートも苦戦するだろう(10/16) |
↑ | 『Before the Devil Knows You're Dead』(シドニー・ルメット監督)は最高のアンサンブル演技が堪能できる一品。特にフィリップ・シーモア・ホフマンとアルバート・フィニーが素晴らしいとの声(10/15) |
↑ | 『Grace is Gone』(ジェームズ・C・ストラウス監督)の前評判が高いジョン・キューザックがShowEast 2007のStar of the Yearを受賞することが決定(10/15) |
↑ | オプラ・ウィンフリーが『Love in the Time of Cholera』(マイク・ニューウェル監督)をプッシュ。「クラッシュ」の夢再び?(10/15) |
↑ | [BOX OFFICE]October 12 - 14 weekend, 2007。見積(10/15) 『Tyler Perry's Why Did I Get Married』が予測を大きく上回る2,150万ドルを叩き出して初登場第1位。「Diary of a Mad Black Woman」(02年)をヒットさせて以来、タイラー・ペリーは波はあるには違いないものの、アフリカ系アメリカ人の着実な動員を実現する有能なフィルムメイカーとして業界内で高い評価を獲得している。尤も、次週以降は大きな落ち込みを見せるだろうが…。 『We Own the Night』は1,100万ドルで4位(確定版で変動する可能性あり)。批評はまずまずながら地味な題材が敬遠されたか、予測を若干だが下回った。持久力もさほどないと思われるが、製作費は2,000万ドルと安価であり、その回収は大丈夫だろう。『Elizabeth: The Golden Age』は618万ドルで6位。批評が芳しくないため苦戦が予想されていたが、それをさらに下回る結果。一作目は最終的に3,000万ドルを超えるヒットになったが、今回はそれに遠く及ばない着地点になるだろう。尤も、『The Final Season』の66万ドルという数字に較べたら、大分マシとも言えるが…。 限定作では『Lars and the Real Girl』が12館でアヴェレージ12,142ドルと悪くはないスタート。ただ、拡大公開が成功しそうな気配は感じられず。『Sleuth』は9館でアヴェレージ5,566ドルと厳しい出足。1館ながら27,000ドルを売り上げるダッシュを見せた『Control』の足元にも及ばない結果である。 先週限定公開で素晴らしい結果を上げた『Michael Clayton』は一気に2,511館公開態勢に入ったが、売り上げは1,101万ドルと予測をやや下回った。なんとか製作費2,500万ドルはクリアできるだろうが果たして…。次週以降の踏ん張りが期待される。2週連続トップだった『The Game Plan』は2位に後退したものの、ダウン率は30.7%と相変わらず少なく、極めて順調な推移を見せている。『Across the Universe』はいよいよ954館公開になり、再びトップ10入り。累計は1,290万ドルに達していて、なかなかの健闘と言って良い。 |
↓ | [REVIEW]16世紀、スペインとの政治的緊張に置かれたエリザベス女王を描く「エリザベス」の続編『Elizabeth: The Golden Age』(シェカール・カプール監督)は否定的見解が圧倒的優勢となっている。ロマンス、スリラー、人間ドラマ…様々な要素が絡まり合っているが、いずれも平凡、或いは大袈裟にしか映らない失敗作。正確な歴史を描くのを放棄したかのような脚本(バカバカしいダイアログ)、エリザベス女王の内面を決して見つめない演出、深刻な題材を扱っているのに愚かにしか見えない、創造力に乏しい場面が連続する。これでは豪華絢爛な美術や衣装も空虚に映るだけ。ケイト・ブランシェットを中心に役者の演技は悪くないが、それでも作品を救うことはできていない。賞レースでは技術賞、ブランシェットの主演賞にチャンスがあるが、作品の酷評に足を引っ張られることが考えられる(ブランシェットの受賞は難しいだろう)。初日売り上げも208万ドルと苦しい。クライヴ・オーウェン、ジェフリー・ラッシュ、サマンサ・モートン、アビー・コーニッシュ共演。OPR 39.7(10/14) |
↑ | [REVIEW]ネットで購入した女性の人形を自分の恋人だと主張する孤独な青年を描くコメディ・ドラマ『Lars and the Real Girl』(クレイグ・ギレスピー監督)が好評。独創的なアイデアが詰め込まれ、かつ心に温かく訴える人情喜劇。極めて難しい題材を好感度高くまとめ上げた演出と脚本もさることながら(終盤には人形を本当の女の子のように見せることに成功)、主演のライアン・ゴズリングの繊細なパフォーマンスが大いに歓迎されている。Christian Science Monitor、Los Angeles Times、Wall Street Journalが最高レヴェルの評価。尤も、感傷的、或いは狙い過ぎで白けるとの否定派も決して少なくない。賞レースに絡むにはBUZZ不足が否めないが、演技賞、脚本賞のチャンスはゼロではないだろう。初日売り上げは7館で2.5万ドル。パトリシア・クラークソン、エミリー・モーティマー共演。OPR 76.3(10/14) |
→ | [REVIEW]ドラッグ抗争が激化する80年代、ナイトクラブで働く兄とクラブの悪事を追いかける刑事の弟を描くクライム・ドラマ『We Own the Night』(ジェームズ・グレイ監督)が悪くはない評価。時代のムードを的確に捉え、一定の緊張感を維持することにより、最後まで何とか見せ切っている。70年代作品を連想させるところも魅力的。カーチェイス場面は革新的な興奮に満ちている。ただ、登場人物は平凡で、ダイアログは深みがなく、プロットも穴が目立つ等の指摘も少なくなく、絶賛評は皆無。ホアキン・フェニックス、マーク・ウォルバーグ、ロバート・デュヴァル、エヴァ・メンデスらの演技は概ね好評だが、賞レースに絡むことはないだろう。初日売り上げは375万ドル。OPR 58.9(10/14) |
↑ | [REVIEW]ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスの晩年を描くドラマ『Control』(アントン・コービン監督)が好意的見解に包まれている。カーティスについて知らなくても十分心に訴えるパワーを持ったエネルギッシュな作品。モノクロの画面を見つめる作り手の視線には厳しさと詩的な温かさが感じられ、それがカーティスの人生や音楽と重なっていく快感がある。カーティスを美化することを避け、それにも関わらず非常に美しい印象を残すことに成功。サム・ライリー(カーティスが乗り移ったかのようなパフォーマンス)、サマンサ・モートン、クレイグ・パーキンソンの演技も的確。ただ、賞レースには絡みにくい題材だと思われる。OPR 81.0(10/14) |
↑ | [REVIEW]精神分裂症の母を息子である10歳の少年の目を通して描くドラマ『Canvas』(ジョセフ・グレコ監督)は好意的見解が優勢になっている。ありがちな題材ではあるものの、誠実な作り手の視線により、見応えのあるレヴェルに引き上げられている。登場人物への優しさも感じられるが、生温い逃避を許さず、決して甘いだけの話にはなっていない。またマルシア・ゲイ・ハーデン、ジョー・パントリアーノ、デヴォン・ギアハートによる第一級のパフォーマンスも見事の一言(特に狂っている寸前で踏み止まる、素晴らしいバランス感覚を持ったハーデンの演技)。ハーデンが賞レースに絡んでもおかしくないが、BUZZ不足が否めないのが辛いところ。OPR 76.9(10/14) |
→ | [REVIEW]老作家と彼の妻の心を奪った俳優の駆け引きを描く「探偵スルース」(72年)のリメイク『Sleuth』(ケネス・ブラナー監督)が冴えない評価に終わっている。説明過多で、その割りに粗雑な部分が目立つ平凡な心理スリラー。サスペンスや画面のメリハリに欠けた作りは、オリジナルを上回るレヴェルには全く届いていない。舞台色が強く、映画的な興奮が感じられないのも大きな問題。マイケル・ケイン、ジュード・ロウのパフォーマンスは悪くないが、それだけで最後までモタせるのは難しい。賞レース参戦もないだろう。初日売り上げも9館で1.3万ドルと厳しい。OPR 51.4(10/14) |
↓ | [REVIEW]アイオワの小さな街を舞台に高校野球チームの奮闘を描くスポーツ・ドラマ『The Final Season』(デヴィッド・M・エヴァンス監督)がイマイチの評価。これまで作られてきたスポーツ映画を焼き直しただけの、新味のまるで感じられない仕上がり。スポーツに憑かれたような町の古臭い道徳観が、何の工夫もなく提示されている。物語は予想通りに進んでいき、予想通りの結末に落ち着いていく。不快感を抱かせる作りではないのが救いか。Austin Chronicle、Chicago Tribuneは最低レヴェルの判定。賞レース参戦はない。初日売り上げはたったの19万ドル。ショーン・アスティン、ラリー・ミラー、エイミー・アッカー出演。OPR 41.8(10/14) |
→ | [REVIEW]コロラドの雪山にあるロッジに集まった4組の夫婦の問題を描くコメディ『Tyler Perry's Why Did I Get Married?』(タイラー・ペリー監督・出演)は批評家向け試写をパスして封切られたが、公開直後に上がってきた評は案外悪くない内容になっている。心からのメッセージと愚かしいギャグが楽しい絡まりを見せているところもあるが、もうひとつ弾け切らない仕上がり。ただし扱われている問題はリアルで、啓蒙的な魅力があるとのこと。役者への言及はほとんどない。賞レース参戦もないだろう。初日売り上げは770万ドル。シャロン・アレル、ジャネット・ジャクソン、ジル・スコット共演。OPR 57.5(10/14) |
↑ | 『The Assassination of Jesse James』(アンドリュー・ドミニク監督)のブラッド・ピットはヴェネチア映画祭で男優賞を受賞したが、より評価が高いのはケイシー・アフレック。ピットよりもアフレックの候補チャンスの方が大きいだろう(10/13) |
↑ | 『Gone Baby Gone』(ベン・アフレック監督)からはエイミー・ライアンの他、モーガン・フリーマン、エド・ハリスも強力演技を披露しているとの噂(10/13) |
↓ | 『Home for Christmas』(マイケル・キャンパス監督)の11月30日の公開が取り消しになった。ピーター・オトゥールの助演賞候補に黄信号?(10/13) |
→ | 邦題決定。『Beowulf』→『ベオウルフ 呪われし勇者』。ロバート・ゼメキス監督、レイ・ウィンストン、アンソニー・ホプキンス、ジョン・マルコヴィッチ、ロビン・ライト、アンジェリーナ・ジョリー出演(10/13) |
題名のない子守唄 | |
★★ | 肌理の粗さの目立つ仕上がりだが、スリラー仕立てであることと主人公が女であることに助けられ、この監督特有の臭みは随分抑えられている。主演女優好演。 |
キングダム 見えざる敵 | |
★★ | 冒頭と終幕のアクションの編集に感心しつつ、深刻な題材を中途半端に娯楽的に見せるのに違和感。矛盾を描きながら、実はそれに無頓着な人間が作ったかのよう。 |
四角い恋愛関係 [DVD] | |
★★ | 同性愛を扱っているものの、その作りは極めて「フツーのロマコメ」。女優ふたりではなく、ノーブルな佇まいが最高に美しいマシュー・グードをひたすらに眺める。 |
プロポジション 血の誓約 [DVD] | |
★★★ | 文明と未開がせめぎ合いを見せる中で絡み合う人間たちの内面が、叙情的、神話的な空間を作り出している。レイ・ウィンストンの役柄が興味深く、その演技に惚れ惚れ。 |
パーフェクト・ストレンジャー | |
★ | 脱力必至の真相に行き着くまで、サスペンスと思しきものが全然見当たらないのに驚く。見ものはハル・ベリーの腰のくびれの美しさのみか。 |
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