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「鳥類の脳」研究に多大な貢献、賢いオウムが死亡 米国

2007.09.13
Web posted at:  18:50  JST
- CNN/AP

マサチューセッツ州ウォルタム──米ブランダイス大学で、30年にわたって鳥類の脳研究に多大な貢献をしてきたオウムの仲間、ヨウムのアレックスが今月7日、死んだ。アレックスと一緒に研究を続けてきたアイリーン・ペパーバーグさんが明らかにした。アレックスの死に、研究者達が強いショックと悲しみに襲われ、なかなか公表できなかったという。

アレックスは7日に、カゴのなかで死んでいるのが見つかった。ヨウムの寿命は、50年ほどとされている。

アレックスは、数を0から6まで数えることができ、色を区別したり、自分の不満を伝えることができるなど、賢いヨウムとして知られていた。

ペパーバーグさんが1973年にペットショップで購入し、アレックスと名付けてさまざまな研究に付き合ってきた。

アレックスが言葉を覚えたり、物事を認識していく過程は、鳥類の脳に関する研究に大いに役立った。アレックスは数を数えるほか、7つの色と5つの形を見分けることができ、自分の欲求や不満を表現することができた。

また、研究室にいた他のオウム2羽に、言葉を「教えること」が出来たという。しかし、この点については、研究者の話し言葉を「真似て」いただけかもしれない。

しかし、ペパーバーグさんは、アレックスと会話していたという。「『いい子だね、大好きよ』と言えば、『私も大好き』と答えてくれたし、『また明日ね』と声をかければ、『そうだね、また明日ね』と返してくれた」と、話した最後の夜を「いつも通りだったのに」と悲しんでいる。




写真

賢く「会話」もできたヨウムのアレックス

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