初音ミク失踪騒動に騙されるな、あれは陽動作戦
今日のはてブと2chは「初音ミク消失騒動」一色だったけど、僕が思うにあれは孔明の罠ではないだろうか。
多くのニュースやブログは、「誰が圧力をかけたのか?」とか「この事件で誰が得をするか?」という風に議論をしている。しかしそのような議論は、この騒動の仕掛け人の思う壺にすぎない。
思うに、今回の騒ぎは、いったい「誰が最も損害を受けたのか」を考えないと読み解くことはできない。では損害を受けたのは誰だろうかというと、それはクリプトンでも初音ミクでもない。
実は最も損害を受けたのは、本日設立されたネット団体MIAUに他ならない。このMIAUは私的録音録画小委員会のダウンロード違法政策、ipod保証金等に対処するために作られたネットユーザーの権利を守る為のロビー団体だ。
反ネット利権体制の旗手として、本来ならば本日のトップニュースになるはずのMIAUの設立のニュースは、初音ミク消失騒動で完全に消し飛んでしまった。ネラーもはてなブックマーカーもGigazineもYahooNewsもまんまとこの策略に嵌り、議論も注目もしないままMIAUはスルーされてしまった。このMIAUの隠蔽こそが今回の騒動の真の目的であり本質なのだと思う。つまりこれは変則型の囲魏救趙。
つまりそういうこと。今回の騒動は、マスコミ vs ネット創作なんかよりもっと大きい文脈でのコピーライト闘争を隠蔽する為の壮大な茶番だったのだろう。敵は一マスコミなんかよりもはるかに巨大な組織だよ。
イメージ検索だけが隠蔽されるという中途半端さも、場当たり的なwikipediaも、今日明日のニュースを塗りつぶすせばよいという戦略ならば、理にかなった行動だということがわかる。初音ミクも前日のTV騒動があったから偶々利用されたにすぎない。
僕たちはどうでもいい騒動に踊らされて、コンテンツ利権を巡る本丸の戦いから目をそらされてしまった。そんなちょと考えればわかるような陽動に引っかかってしまうから、はてブ衆愚とかいわれてしまうのだ。一見関係ない事象を使って、情報をコントロールするスタイルからして、おそらく今回の事件は、「Mixiの地雷バトン」の仕掛け人と同じ人物なのではないだろうか。
という陰謀論を電車の中で思いついたのでメモ。
MIAUの方が全然重要な話題だべさ。