守屋前事務次官は、防衛局長や次官などを務めていた平成１３年からおととしにかけて、防衛省と取り引きのある東京の中堅商社の当時の役員とたびたびゴルフをしていた疑いがあるということで、自衛隊倫理規程に抵触しているという指摘が出ています。これについて、民主党は、１９日に開かれた参議院外交防衛委員会の理事懇談会でこの問題を取り上げ、「守屋氏の行為が事実ならば、自衛隊の倫理規程に違反している疑いが強い。真相を解明する必要がある」として、守屋氏の証人喚問を行うように求めました。これに対し、与党側からは特に発言はなく、引き続き協議することになりました。野党側は、海上自衛隊によるインド洋での給油活動に使われた油の量などについて、福田総理大臣の過去の発言に誤りがあったことに関連して、さきに参議院予算委員会でも守屋氏の証人喚問を行うように求めています。