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「赤福騒動」余波続く

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●日本橋三越・催事「お茶屋」中止のとんだとばっちり

 ホントについてない――三重・伊勢名物「赤福もち」の製造日偽装問題で、予想外のとばっちりを受けた百貨店があった。日本橋三越本店だ。

 実は、日本橋三越では、16日から催事場で「三重展」が開かれる。その名の通り、三重県の名品を集めた人気の祭典。松阪牛に的矢かき、鮑(あわび)ステーキなど、三重はけっこう高級食材が豊富なのだ。

 で、この催事場で臨時開店を予定していたのが「赤福茶屋」。抹茶やほうじ茶とともに銘菓「赤福」で一服してもらおうという粋な企画だったのに、この騒動を受け中止になった。

 先週末には、この「三重展」の広告が新聞折り込みで入っていたが、そこには「赤福茶屋」の紹介も……。表紙の上段に大きく写真が掲載され、それも松阪牛の隣のベストポジション。相当気合が入っていた。「刷り上がったのは報道のずっと前。催事は予定通り開催されますので」と、日本橋三越広報。お茶屋の準備はかなり前から行っていたそうで、催事担当者がちょっと気の毒ではある。

●浜田益嗣商工会議所会頭・“中興の祖”発言低下で参宮線は存続へ

 今年5月、伊勢市を騒然とさせる出来事があった。伊勢商工会議所の浜田益嗣会頭が、マイカー族の観光客誘致に「JR参宮線が大きな阻害要因になっている」と指摘。2013年の第62回神宮式年遷宮で予想される交通渋滞の緩和のため1000台分の駐車場に転用するよう提案したのだ。

 浜田会頭は、伊勢名物として知られる「赤福餅」の製造元である赤福の会長。300年続く赤福餅を全国ブランドにした“中興の祖”といわれる人物だ。伊勢市で赤福の影響力は絶大である。

 そんな有力者による参宮線廃止の提案は、波紋を呼んだ。伊勢市長は困惑、JR東海に存続を訴える伊勢市議も出た。

「渋滞することは分かるが、JR参宮線を廃止して駐車場に転用せよというのは乱暴すぎる。JRで参拝に来る人もいるし、通勤、通学のための生活路線でもある」(伊勢市関係者)

 この渦中に持ち上がったのが、赤福餅の製造日不正騒動。最高実力者である浜田氏の伊勢商工会議所会頭の辞任は避けられそうもない。かくしてJR参宮線の廃止提案は立ち消えとなり、参宮線は存続することになる。

【2007年10月16日掲載】



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