アントニオ・プエルタの死はセビージャに大きな影を残した。残された選手たちへの影響は計り知れず、それがそのまま成績にも反映したようだ。プエルタの死から2ヶ月経ち、ファンデ・ラモス監督は苦しい決断を下した。
サンチェス・ピスファンでの試合前に、相手のチームが花束をピッチに供えプエルタの冥福を祈る。しかし、それはセビージャの選手にプエルタの面影を偲び気力を萎えさせるだけと監督は判断した。そのため、以後その儀式を止めるよう提案した。
「私の考えでは、試合前のセレモニーはチームにネガティブな影響を与えるだけ。戦いに来たライバルに歓迎の気持ちを出してしまう。我々は相手の気持ちに感謝する。そして試合に負ける」
「毎試合、プエルタを思い出すと選手の集中力が落ちる」と、ファンデはお悔やみを受ける立場から難しい状況から脱するべきだと指摘した。
セビージャは監督の意思を尊重し、今後の方針を立ててから正式発表すると伝えた。