高浜町が韓国・保寧と友好締結　シン市長ら音楽や観光で協力

　高浜町・韓国保寧（ボリョン）市の友好都市締結調印式が十八日、両市町の議員や職員など約六十人が見守る中、高浜町内で行われた。同町は「音楽活動の交流や夏季観光を盛り上げるための協力をしていきたい」としている。

　式では、今井理一町長とシン・ジュンヒ・保寧市長が友好都市締結合意書に署名。二人は固い握手を交わした後、記念品として、福井の越前竹人形と百済の王冠のレプリカを交換した。

　今井町長はあいさつで「感激で胸がいっぱいです。（両市町は）都市規模と人口規模は大きく離れているが、友好のきずなが結ばれたのをきっかけに、文化やスポーツなどを通じて交流の実りをあげたい」と述べた。シン市長は「両都市の持続的な友好増進とさらなる発展を望みます」と応じた。

　保寧市は人口約十一万人。美しい海岸線を持つ風光明美なリゾート地。二〇〇三年の音楽交流がきっかけとなり、両都市の付き合いが始まった。

　保寧市からはシン市長ら十六人がこの日来町。一行は二十日に始まる食のフェスタに参加し、二十一日に帰国する。

　（白山泉）