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2007年10月19日(金) 東奥日報 ニュース


■ 弘大病院研修医の充足率27.5%

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 日本医師会などでつくる「医師臨床研修マッチング協議会」は十八日、来春、卒後臨床研修を予定している医学生と研修指定病院のマッチング(組み合わせ)を発表した。県内の指定十二病院で研修することが決まった医学生は六十二人で、昨年より一人増えた。弘前大学医学部付属病院は研修希望者が十一人で昨年より三人増えたが、定員に対する充足率は27.5%で全国の国立大学系病院でワースト2位だった。県立中央、青森市民、十和田中央、むつ総合の四病院が定員を満たした一方、国立病院機構弘前病院、弘前市立病院の希望者はゼロとなり、弘前市を中心とした津軽圏域の苦戦が目立った。

 本県の募集定員(百十三人)に対する充足率は54.9%。昨年、東北地方で最低だったが、今年は宮城県(64.0%)、山形県(56.3%)に続き、三位となった。

 本県の六十二人のうち、弘大医学部生が四十一人(県出身十八人、他県出身二十三人)、他大学が二十一人(県出身十人、他県出身十一人)だった。

 研修病院別では、八戸市民病院が十四人で最多。国立病院機構弘前が三年連続、弘前市立が二年連続マッチ数ゼロと厳しい状況。黒石病院は昨年のゼロから二人とした。

 弘大病院のマッチ数は十一人(弘大医学部生十人)。定員を昨年の四十七人から四十人に減らした影響もあり、充足率は昨年の17%から27.5%へアップしたが、全国国立大系病院の中では、三重大病院に続きワースト2位と、依然厳しい状況は続いている。



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