１歳半の長男をコンクリート詰めにした女ら２人を逮捕　京都府警

　１歳半の長男の遺体をコンクリート詰めにして放置したなどとして、京都府警捜査１課などは１８日、死体遺棄の疑いで、同府八幡市八幡、無職、濱野夕子容疑者（３０）と、内縁の夫で大阪府門真市、無職、高木政勝容疑者（４８）を逮捕した。ともに容疑を認めているという。

　京都府警は、長男が死亡した経緯について２人をさらに追及する。

　調べでは、濱野容疑者は昨年３月中旬、当時住んでいた同府宇治市の自宅アパートで、死亡した長男の京太郎ちゃんの遺体をプラスチックケースに入れ、コンクリートで固めて放置。１１月上旬、八幡市に転居して運び、隠した疑い。さらに、高木容疑者は今月上旬、遺体を大阪市城東区の知人名義のマンションに運び、隠した疑い。

　府警は１８日、このマンションを家宅捜索し、タンス内から遺体を発見した。濱野容疑者は、「昨年３月ごろ、自宅でテレビを見ていたら、夕方ごろに長男が部屋でぐったりしたので死んだと思った。数日後に臭いがしてきたので処分に困ってケースに入れ、コンクリートで固めた」などと話しているという。