岸田担当相、遺棄化学兵器処理業者の事件「極めて遺憾」

　岸田文雄国民生活担当相は１９日午前、閣議後の記者会見で、中国での遺棄化学兵器処理事業の委託を内閣府から受けた業者が東京地検の捜査を受けた不正事件について、「あってはならない極めて遺憾なことだ」と述べた。岸田氏は遺棄化学兵器処理を所管している。

　岸田氏は、委託を受けた「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」（ＰＣＩ）のグループ会社が、別の業者に事業を再委託していたことについても「内閣府は把握していなかった」と述べ、業者との契約のあり方などを見直すことを示唆した。