◇協賛店が割引、金利優遇、粗品進呈
県は17日、子育て家庭を応援する「いばらき子育て家庭優待制度」を21日スタートすると発表した。「いばらきKids Club」のカードを提示すれば、協賛する企業や店舗、施設が、それぞれ独自に設定した利用条件で、割引や金利優遇、粗品プレゼントなどのサービスを受けられる。
カード配布の対象は、県内在住の18歳未満の子ども、妊婦がいる約31万2000世帯。一番下の子どもが18歳を迎えた年度末まで使用できる。幼稚園や学校、市町村の保健センターなどを通じて1世帯につき1枚配布する。
協賛店は15日現在1366店で、種別では▽「買う」654店▽金融161店▽「食べる」129店▽クリーニング84店▽理美容80店――の順になっている。観光施設や歯科なども含まれ、さらに協賛店は増える見込みだ。
同様の制度は、06年に子ども3人以上の世帯を対象に導入した石川県がモデルとなり、全国に広がりつつある。茨城県は子どもの人数を問わない点が特徴。県少子化対策室は「制度が根付いていけば、社会全体で見守られていることが実感できるのでは」と話している。
問い合わせは同室(029・301・3261)へ。【立上修】
10月18日朝刊
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