医療事故の被害者らでつくる三重県四日市市の「リピーター医師をなくす会」が18日、医療事故の再発防止策などを求め1531人分の署名簿を厚生労働省に提出した。今回が5回目。署名総数は7万7733人になった。
代表を務める小学校教諭、伊藤永真(えいしん)さん(42)は妻が01年に四日市市内の産婦人科医院で長女を出産した際、麻酔事故で2年後に死亡した。伊藤さんは同じ医師の下で過去に3回も事故が起きていることを知り、ミスを繰り返す「リピーター医師」の被害をなくそうと03年に会を結成した。伊藤代表は「ミスを繰り返す医師への再発防止策が進んでいないと実感した」と批判した。
毎日新聞 2007年10月19日 東京朝刊