福岡市は18日、福岡県粕屋郡内の女児(4つ)が腸管出血性大腸菌O157に感染し、同市内の病院で同日午前死亡したと発表した。国立感染症研究所感染症情報センター(東京)によると、O157の感染による死亡は全国で今年4人目。同市では今年78人目の感染だが、死者が出たのは過去を通じて初めて。
福岡市によると、女児は12日から発熱し、15日に下痢などの症状を訴え、同市内の病院に入院。17日に同感染症に特有の溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、市内の別の病院に転院したが、18日死亡した。検査でO157が検出された。
厚生労働省などによると、O157感染者の6‐7%がHUSを発症し、うち1‐5%が死亡する。特に抵抗力の低い高齢者や乳幼児は発症の危険が大きいという。同市によると、女児は保育所や幼稚園に通っておらず、集団感染の恐れは低いという。同市は感染ルートなどを調べている。
=2007/10/19付 西日本新聞朝刊=
福岡市によると、女児は12日から発熱し、15日に下痢などの症状を訴え、同市内の病院に入院。17日に同感染症に特有の溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症し、市内の別の病院に転院したが、18日死亡した。検査でO157が検出された。
厚生労働省などによると、O157感染者の6‐7%がHUSを発症し、うち1‐5%が死亡する。特に抵抗力の低い高齢者や乳幼児は発症の危険が大きいという。同市によると、女児は保育所や幼稚園に通っておらず、集団感染の恐れは低いという。同市は感染ルートなどを調べている。
=2007/10/19付 西日本新聞朝刊=