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住民参加の公募債「倉敷よい子いっぱい債」初日で完売
小中学校の校舎建設や耐震補強工事などの資金を市民から直接調達するため、岡山県倉敷市が発行した住民参加型公募債「倉敷よい子いっぱい債」が18日、市内の金融機関などで発売され、総額10億円分が午前中で完売する人気ぶりだった。
購入は10万円単位で限度額は500万円。10億円分の購入件数は407件で、1件当たりの平均購入額は約245万7000万円。昨年、県内自治体で初めて10億円分を発行したところ、同じく初日に完売している。
この日も、金融機関の窓口には販売開始前から行列ができ、午前11時には早々と完売。市内の男性(67)は「定期預金などより利率(今回は年利1.27%)がいいのが魅力。市の事業にも協力できますから」と話していた。市は来年以降の発行も検討したいとしている。