【ワシントン=丸谷浩史】米国防総省は18日、インド洋で海上自衛隊から米艦船に給油された燃料について、アフガニスタンでの対テロ戦争以外には使用していないことを確認したとの声明を発表した。ただ同時に、最終的には他の燃料と混じり合って使用されるため、燃料の使い道を完全に特定するのは「困難」との認識も示した。
日本の政府・与党はインド洋での給油活動継続に向けた新法案を今国会に提出し、活動継続に反対する民主党との本格的な論戦が始まる。米国防総省の声明が国会論戦に影響を与えるのは避けられない。
声明は米中央軍が管轄する地域で自衛隊から給油された燃料は、アフガンでの「不朽の自由作戦(OEF)」に使われたことを「米政府は日本政府に確認する」と強調した。(02:05)