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日本ハムが浜中獲得を検討

 日本ハムが阪神・浜中治外野手(29)をトレードで獲得に乗り出す可能性があることが17日、分かった。今オフの補強ポイントは「右の長距離砲」。チームは2年連続日本一へ戦っている最中だが、並行して調査を行っていく。

 今季はチーム打率・259、総得点526、73本塁打はいずれもリーグ最低だった。ダルビッシュを中心とした強力投手陣に頼る戦いを強いられ、攻撃力不足という弱点が浮き彫りになった。

 その課題に沿った形で、9月の高校生ドラフトでは高校ナンバー1スラッガーの大阪桐蔭・中田翔を1巡目指名し、交渉権を獲得。だが中田はあくまでも「近い将来の4番打者に育ってほしい」(球団関係者)素材。即戦力としての大きな働きを期待しているわけではない。

 球団では、中田が中心打者に育つまで主軸を打てる長距離打者の獲得を、外国人、日本人選手の両面から検討。まず白羽の矢を立てたのが阪神の浜中だった。

 浜中は4月下旬に右広背筋肉離れで登録抹消。その後は打撃不振もあり、62試合に出場して打率・193と低迷した。ただ06年には打率・302、20本塁打を記録するなど、出場機会さえあれば勝利に貢献できる打力はまだまだ健在だ。

 阪神がロッテ・清水直を筆頭に、先発投手の補強を今オフのテーマに掲げていることも渡りに舟。日本ハムの金村もリストアップされていると見られ、条件面の折り合いさえつけば一気に大型トレードへ発展する可能性もありそうな状況だ。

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