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【国際】

中国人告発者、連絡取れず 日本で食品汚染の本出版

2007年10月17日 19時55分

 【北京17日共同】中国の食品汚染の実態について取材を続け、日本で今月に「中国の危ない食品」(草思社)を翻訳出版した北京在住の中国人ジャーナリスト、周勍さんの携帯電話などが不通になり、連絡が取れない状態になっていることが17日分かった。関係者が明らかにした。

 共産党の第17回党大会が開かれている北京では、開会前から陳情者や人権派弁護士が拘束されており、関係者は「党大会開会中に(外国メディアなどに対し)余計なことをしゃべらせないように公安当局が周さんを一時的に拘束した可能性がある」と懸念している。

 関係者によると、周さんは日本での出版に合わせて先月末に来日。記者会見などを行った後、今月14日に北京に戻った。関係者にメールで無事帰国したことを報告していたが、その後、携帯電話や自宅の電話がつながらなくなり、17日現在、自宅にいないという。

 

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