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生活
美唄労災病院、脊損医療に特化へ 道内唯一の機関存続 岩見沢の分院に(10/18 06:59)【美唄】市立美唄病院との統合が白紙となった美唄労災病院(安田慶秀院長)について、同病院を経営する独立行政法人・労働者健康福祉機構(川崎市)は、同病院を来年四月から脊髄(せきずい)損傷医療に特化する再編方針を固め、十七日、病院幹部に説明した。 関係者によると、同機構は同病院を岩見沢労災病院の「分院」とし、院内の「勤労者腰痛・脊損センター」の機能だけを残す方針。同センターは交通事故などで脊髄を損傷し全身まひとなった患者に対し、複数の診療科の医師や理学療法士が治療、リハビリまで一貫し担当する道内唯一の医療機関で、年間約百二十人を治療している。再編後の名称は「美唄脊損センター」となる見通し。 ただ再編には、昨年度末で約十三億円の累積赤字を抱える美唄労災病院の経営健全化が不可欠だ。 現在、同病院は十八診療科を抱え、事務職を含め約三百六十人が勤務するが、「腰痛・脊損センター」は六診療科で医師、看護師数約五十人のため、診療科や職員削減による大幅な規模縮小が迫られる。 安田院長は「方針は前向きな内容だが、経営健全化への道は厳しく、これから職員に協力を求めたい」と話した。
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