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九州・山陽新幹線 相互乗り入れ合意 大阪から4時間 鹿児島直通1時間1、2本

10月18日10時9分配信 西日本新聞


 JR九州の石原進社長とJR西日本の山崎正夫社長は17日、福岡市のJR九州本社で会見を開き、2011年春の九州新幹線鹿児島ルートの全線開通に合わせて山陽新幹線と同ルートを相互乗り入れさせることを正式に発表した。新たな投資額は両社で計約1400億円に上る見通し。新大阪‐鹿児島中央は、最速の現行(乗り換え時間含む)より約1時間短い約4時間、新大阪‐熊本は約30分短い約3時間20分で結ばれる。鹿児島中央までの直通は1時間に1、2本で調整している。

 JR側は飛行機旅客の取り込みに意欲を表明。JR西日本の山崎社長は「飛行機とは時間面では遜色(そん しょく)ない」と強調した。また、JR九州の石原社長は「韓国、中国の人たちにも大きなインパクトになる」などと語った。

 両社は新大阪‐鹿児島中央を走る直通新幹線について新車両を共同で開発することで合意。最高時速300キロを誇るN700系をベースに、急こう配の多い新幹線の区間に対応できるタイプを誕生させる。新車両は8両編成で、JR西日本が19編成、JR九州が10編成をそれぞれ製作予定。本年度中に量産先行車の製造に着手する。

 新車両製造や自動列車制御装置の変更など、相互乗り入れに伴う新たな投資額はJR西日本が約1000億円、JR九州が約400億円になる見通し。

 直通新幹線の停車駅は未定。ダイヤ発表は開業の3カ月前、運賃設定も開業の半年前になるという。また直通新幹線には愛称を公募によって付ける方針だ。

 九州新幹線鹿児島ルートは新八代(熊本県八代市)‐鹿児島中央間(約127キロ)が2004年3月に開業。残る新八代‐博多間(約130キロ)の工事も進んでおり、同区間の進ちょく率は06年度末で約50%(事業費ベース)。JR九州は全線開通をにらみ、博多駅に新駅ビルを建設中。

=2007/10/18付 西日本新聞朝刊=

最終更新:10月18日10時9分

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