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2007年10月17日(水) 19:10 |
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ベッセルおおちからレジオネラ菌
東かがわ市の第三セクターが経営する温泉施設で人に感染すると肺炎に似た症状を起こすレジオネラ菌が検出されたことがわかりました。しかし施設は保健所に報告しないまま営業を再開していました。
この温泉施設は東かがわ市馬篠の「ベッセルおおち」です。先月行った定期検査の結果が今月1日判明しレジオネラ菌を検出したことがわかりました。 このため3日間休止したあと4日後に営業を再開しましたが、この間、保健所に報告していませんでした。 ベッセルおおちの浴槽は循環式。一度利用した温水を再利用するため温水貯蔵タンクの週1回の清掃と毛髪除去ネットの毎日清掃が香川県の条例で義務付けられています。 しかし、タンクは月1回、毛髪除去ネットは週に1度しか清掃せず、そのため浴槽などの汚れを食べるレジオネラ菌が増殖したのではと施設では話しています。 また東かがわ市直営の白鳥温泉でも女性風呂から基準値以上のレジオネラ菌を検出し16日から営業を停止しています。 香川県は2つの施設に対して県への迅速な報告を求める行政処分を行いましたが、施設側だけでなく指導する保健所も検査の回数を増やすなど管理体制を確認する必要がありそうです。
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