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NIKKEI NET

妻が再就職しても夫は家事など協力せず、家計経済研調査

 妻が再就職しても夫は家事・育児に協力しない――。内閣府の外郭団体、家計経済研究所が17日まとめた2006年度の「消費生活に関するパネル調査」でこんな実態が明らかになった。

 専業主婦だった妻が06年に再就職した結果、平日の仕事に費やす時間は前年より約5時間増えた一方、家事・育児に費やす時間は約3時間減った。差し引きの約2時間分は趣味・娯楽の時間や睡眠時間を削ったとみられる。だが、夫の平日の家事・育児時間は前年よりわずかに2分増えただけだった。

 一方、妻の出産を機に家事・育児に協力的な「マイホームパパ」になる夫は着実に増えている。06年時点で妻が出産後に夫が平日に家事・育児に取り組む時間は出産前より23分増えた。96年時点では出産後の夫の家事・育児時間は4分増えただけなので、増加幅は10年で約6倍に膨らんだ。

 妻が出産後に夫が実際に家事・育児に取り組む時間は平日で平均50分と10年前より10分増えた。休日では平均約5時間(302分)と10年前より1時間強増えた。

 調査は06年10月に実施、27―47歳の女性1769人から回答を得た。(17:33)

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