子宮頸がん治療で初指針 日米でずれも 婦人科腫瘍学会2007年10月17日12時14分 日本婦人科腫瘍(しゅよう)学会は16日、子宮頸(けい)がんの標準的な治療を示す初のガイドライン(指針)を発表した。学会の委員会(委員長、宇田川康博・藤田保健衛生大教授)ががんの進行期別に、最も妥当と考えられる治療法を示した。ただ、米国で子宮を切らずに放射線療法と化学療法の併用が標準とされる時期も、同学会指針は子宮全体と周辺を手術で取る「広汎(こうはん)子宮全摘出術」を推奨して、放射線療法と化学療法の併用も「考慮される」とし、日米で標準治療が食い違う形になった。 宇田川教授は「日本は手術、米国は放射線を中心に治療が進歩してきた。日本の治療になじんだ指針でなければならず、米国の指針を踏襲するだけでは意味がない」と話した。 子宮がんは、子宮頸がんと、子宮体がんに分けられる。子宮頸がんで亡くなる人は国内で年約2500人だが、最近、若い女性の罹患(りかん)率が高くなっている。 PR情報この記事の関連情報暮らし
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