2007年10月16日(火)
◎ 今度こそ本当のエールを送ります。
過去日付に載りますが、10月17日午後7時半の記事です。
先ほど、別の事件の弁護団会議で広島弁護士会館に行ったところ、光市事件弁護団の本田団長と、新川先生が、1階で私が来るのを待ってくれていました。
そして、本田団長や新川先生の目を見て会話したとたん、私は、彼らがいかに苦渋の選択をなし、被告人の利益を護るために決断したのか、言葉でなく感覚で理解できました。
多くを語りあいませんでしたが、最後には「ご苦労様でした。」「ありがとう。」と、礼節を尽くしたねぎらいの言葉を頂きました。
その後他の弁護団会議で同席した足立先生からも、「分かってくれて、ありがとう。」と頭を下げられ、礼節を尽くしたお言葉を頂きました。
私は、本田先生のお人柄を、心から信頼しています。
安田先生は、まだ信頼関係を築くほど交際がありませんが、その実力と経験が弁護士の間で突出していることに疑いはありません。そしておそらく被告人を思いやる気持ちも。
足立先生は、多少おっちょこちょいですが、弁護にかける熱意はかねてから敬愛しています。
弁護団の皆さんとは方向性や意見が異なりましたが、彼らが、被告人の利益を護るために全力を尽くし、弁護士生命すらこの事件に賭していることには確信があります。
死刑廃止論など議論されたこともありませんでした。
そして被告人に弁護団のストーリーを押しつけているのではなく、被告人の言い分を一生懸命聴取し、主張を組み立てていることも、間違いありません。
私の方に我慢強さと冷静さ、礼節が足りませんでした。
悔やんでも悔やみきれません。
皆さん、被告人を護ってください。
お願いします。
心から、応援します。