「WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦」(11日・有明コロシアム)、ルール会議では、両陣営がジャブの応酬で火花を散らした。亀田陣営の金平桂一郎・協栄ジム会長は審判団に対し、内藤のノーファールカップの位置について試合直前の確認を要求。ノーファールカップは通常、へその下のラインに装着するが、内藤の場合は「へその上にある」とした。大毅のボディー打ちが、ローブローと判断されることを警戒したもので、きついけん制球を放った。
一方、内藤陣営の宮田博行会長も“亀田パパ”を標的にクレーム。肉親がセコンドに就くのはWBCの規定(第38条)に抵触するとして、史郎さんの降板を要求した。WBCのF・クイル立会人は、ローカル・コミッションに一任するとしてJBCに判断を預けた。安河内事務局長は「史郎氏はプロ・ライセンスも保持しており、問題はない」と却下した。