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周勍さん行方不明!?

2007/10/17 16:30

 

■あんまり心配しすぎるのも、いけないのかもしれないが、「中国の危険な食品」(原題 民以何食為天)の邦訳出版のプロモーションで9月30日から10月15日まで日本を訪問していた周勍さんと帰京後、連絡がとれずにいる。

■携帯はずっと、電源がきってある。自宅の固定電話は「料金未払いのため使用できません」とのメッセージが流れるだけ。自宅には家族がいるはずなのに、電話が使えないってへんじゃ…。香港の彼がもっている出版会社も電話かけてみたが、しばらく連絡とっていない、ちおう。なんか、心配になって、17日午前 自宅にいってみた。公安関係者が見張っている様子もなく、すんなり玄関までこれた。ブザーをならしてみるが、ひとの気配がない。お向かいにすむ夫婦者に、「この家の人、最近みかけた?」ときくと、「何日か前に、女の人が入っていくのを見かけた。でも私たちも最近引っ越してきたばかりで…」という。この夫婦者は引っ越して2週間たっていない、といっていたから、周さんが日本にいっている間にきたんだな。女の人って奥さんかな?公安が見張っていないとなると、安心していいのかな。それとも、家族ともどもどこかに拘束された?しかし、そこまでの〝罪〝とは思えないし。


■周さんは北京に帰ってきてから、東京でインタビューした本社文化部桑原聡記者に、こんなメールを送っている。


 すでにぶじに北京にかえりつきました。いまのところなにもかも大丈夫。日本であなたと知り合えたことはおおきな収穫のひとつ。インタビューしてくれて、よい記事にしてくれてありがとう。とくに、いろいろ世話をやいて、心から温かく私をうけれいてくれたこと、もうなにもかも感動しました。あなたのプロフェショナルな仕事へのスピリットを通じて、アジア最大の民主国家の魅力に触れました。もういちど、日本の旅で出会ったことすべてに、ありがとうといいたい。これが私たちの友情のはじまりだと信じているよ。いくつかリポートを添付する。喜んでもらえるかな。いつか北京であえるといいね (原文は英語)


■このメールのあとに、桑原記者はすぐに「みんなあなたのことを心配している。本当に大丈夫?」といったメールを送ったが、そのメールの返事にまったく同じメールが送られてきたのだという。ふつう、同じメールを送らないだろう、へんだな、と思って、本当に安全なら、すぐにメールで返事して、とメールすると、17日また、まったく同じメールが。桑原記者は「本当に、これ周さんの送ったメールなんですかね?別の人が周さんの変わりにメールを送っているんじゃ…」と心配そう。


■17日午後に桑原記者に、新しいメールが。それには「手紙ありがとう。大丈夫だよ。携帯電話がこわれてしまって、電話が受けられない」とある。でも自宅電話がずっと使えないってへんよ。そりゃ、電話料金支払い忘れることは結構あるけれど、3日も、っていうのはへんでしょう?


■とりあえずメールで、大丈夫なら福島の携帯に電話して、と送っておいた。けれど、なんか心配。取り越し苦労でありますように。


■周さんが東京で、スライドショーをやったり、「やすい餃子は食べるな」と大胆な発言をしたことについては、実はちょっと、ひやひやしていた。党大会開幕直前に、そんな大胆でよろしいんですか?と。ただ、彼はドイツでも似たような講演をしているし、今回の邦訳出版にあわせて日本でのプロモーションができたところをみると、マークされているとはいえ、そんなに厳しい感じではないという気がしていた。本当にブラックリストにあがると、日本行きなどとうてい許可されない。


■今の段階では記事にするほどのことはないと思うけれど、とりあえずブログに書いておく。これを読んでいる人で、なにか知っている人はコメントください。あした早朝、出勤時間帯前に、自宅にいってみよう。「いや携帯壊れて困ってたんだよ」と笑って迎えてくれたら、いいんだけれど。


カテゴリ: 世界から  > 中国・台湾    フォルダ: 指定なし   このエントリをイザ!ブックマークに追加 (0 user)

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コメント(3)

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2007/10/17 19:59

Commented by weirdo31 さん

産経本紙上で、桑原記者の周勍さんインタビュー記事を読んで、あれっ中共もなんとかかんとかいわれているけれども、案外言論は自由じゃん、じゃなかった自由やんかとちょっぴり認識を改めようとしていた矢先。

やっぱり、と妙に納得したものの、周勍さんの動向は気になります。今後のフォローよろしく。といって福島記者は大丈夫なんですか。

 
 

2007/10/17 20:06

Commented by funiuni さん

 その状況で一人で訪問されるのは少し危険ではないでしょうか?
イザという時の退路の確保の為に、ちょっと離れた場所に車で待機+カメラで撮影できる人を一人連れて行ったほうがいいかもしれません。

 
 

2007/10/17 20:09

Commented by nihonhanihon さん

先日に「大丈夫なのか?」とエントリーしていたわけですがやはり大丈夫ではなかったのでしょうか。

 
 
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2007/10/17 20:11

しかしこの著者は [nihonの雑記帳(仮題)]

 

帰ることができるのだろうか。すでに著書は発禁処分。こんな発言を外国でした以上、日本にとどまる気では? それと、「鄧小平以降に~」のくだりだが、日本人から見れば関帝廟を拝んでいる時点ですでに拝金主義だと思…