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文部科学省のいじめ対策



 いじめ自殺が相次いだことを受け、文部科学省は昨年10月、池坊保子副大臣を本部長とする「子どもを守り育てる体制づくり推進本部」を設置。いじめ調査方法の見直しや、電話相談窓口の拡充などを行っている。さらに、推進本部へのアドバイスや独自の提言を行う目的で同年11月に有識者会議を設置。東京都スクールカウンセラーの植山起佐子さん、静岡大の馬居政幸教授、日本PTA全国協議会の梅田昭博会長、東京都杉並区立和田中の藤原和博校長らもメンバー。

休み時間1人でいる 発言に笑いが起きる いじめ初期サイン注意 教員向けQ&A作成 有識者会議

2007年2月27日掲載)

 いじめ対策を検討している文部科学省の有識者会議(座長・梶田叡一兵庫教育大学長)は27日、子どもへの具体的な対応を質問に答える形で示した「いじめ対策Q&A」を盛り込んだ提言をまとめた。「休み時間に1人でいる」など、初期段階でのサインに敏感になるよう求めている。近く全国の小中高校に配布する。

 「Q&A」は主に教員向けに、15の質問に答える形で構成。いじめのタイプを「校内で対応可能なもの」「明らかな犯罪」「中間的で対応が困難なもの」の3つに大別。どのタイプなのか特定することが大事だとした。

 その上で、校内でいじめの気配を感じた時の心掛けとして「遅刻や欠席」「服の汚れ」「落書き」「発言に笑いが起きる」などの「いじめのサイン」を見逃さないよう注意喚起。

 子どもや保護者からいじめ被害の訴えがあった場合、聞き取り、情報交換など教員の取り組みの手順を流れ図で示したほか、いじめられた子どもには「必ず守り通す」と約束するよう教員に促している。

 また、子どもが自殺をほのめかした場合には「私たちはあなたを助ける」というメッセージを伝え、複数の教員や専門家で本人の希望に沿った支援態勢をつくることが重要とした。

 一方、提言では(1)教育委員会はスクールカウンセラーや児童福祉司らとの協力関係を強化する(2)携帯電話によるトラブルや犯罪を防ぐため、保護者は学校に理由なく携帯電話を持ち込ませない−などを呼び掛けている。

 有識者会議は子どものいじめ自殺が相次いだことを受け、昨年11月に発足。精神科医の香山リカ帝塚山学院大教授、チャイルドライン支援センターの牟田悌三代表理事ら9人で構成している。

     ◇

 ●いじめのサイン

 【子ども集団】

 □ からかい・ふざけ合い

 □ プロレスごっこ

 □ 乱暴な言葉遣い

 □ 使い走りさせられる子がいる

 【個人の行動】

 □ 元気がない

 □ 休み時間に1人でいる

 □ 遅刻、欠席しがち

 □ 保健室によく行く

 □ 体調不良を訴える

 【個人の出来事】

 □ 服が汚れている、靴跡がある

 □ 持ち物がなくなる、壊される

 □ 落書きされる

 □ 発言に笑いが起きる

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