間違いだらけの就職活動～君は陥ってないか!?　　　　（就活生以外でも読めちゃう夏季限定辛口裏ネタ連載中）

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あなたは昔、学校で習ったことはないか？

「日本は単一民族の国家です」

これは明らかにウソ。ブラジルやアメリカ合衆国ほど複数民族

が存在するわけではないが、確実に複数民族が暮らしているの

が日本という国家。そして、複数民族国家にありがちな差別が

厳然として存在する。もっとひどいことに日本では同じ民族内に

もかかわらず大きな差別が存在する。

非常に微妙な問題をはらむので古井戸先生もこのテーマを扱う

べきかどうかは極めて迷ったが、あまりに腹立たしい現実を毎年

目にしているので、勇気を振り絞って書くことにした。

どうかこれからの内容は、自分の価値観や考え方を一瞬だけ

忘れて、一歩引いた目で客観的に読んでほしい。

上記の差別問題は日常生活はもちろんのこと、就職活動でも

かなり大規模に、かつこっそり陰湿に続いている。もちろんだが

どの企業も「差別をしてます」なんて公表するはずがない。

タテマエは「差別なんてしてません」というスタンスだ。

まずは状況を正確に把握するために、日本に見受けられる主な

差別問題を以下に記す。現実から目を背けないで、しっかり読ん

でほしい。もしもあなたが偉くなったら以下の差別がなくなるように

努力する人になってほしい。差別問題を解説するブログではない

ので最小限の説明にとどめた。もっと詳しく勉強したいあなたは

ネットなどで検索したり書籍を読んだりして正確な背景と状況を

知ってほしい。

１．同和差別

歴史的な由来はかなり複雑だからすべてを語るのは難しい。

諸説あるためにあまり遡ると意見が分かれることも多い。だか

ら確実なことだけを割り切ってざっくりと書くことにする。

江戸時代に「士農工商」という身分制度に属さない下層階級と

された被差別民が存在した。彼らは明治時代になり「新平民」

と呼ばれて、タテマエは差別を撤廃されたはずだが、その後も

根拠のない差別は現在まで続き、就職・結婚などで非常に苦労

を強いられている。まったく同じ日本人であるにもかかわらず、

特定の地域に住むことを事実上強いられてしまい、その地域の

出身者はひどい差別を受け続けている。

現在は同和差別をなくすための運動や団体がかなり確立し、

法律整備も進んでいるため、数十年前に比べればかなり改善

されたように見えなくもないが、実態はやはり変わっていないと

も言える。今でも、ある偏った職業に就く傾向が強く、それ以外

の仕事に就くのはなかなか難しい現実がある。

歴史の古い西日本に多い差別。東日本には比較的少ない。

２．在日朝鮮人差別

戦前に日本が朝鮮半島を事実上占領統治していた時代の産物。

自らの意思で訪日した朝鮮人もいないことはないのだが、問題

なのは、軍部や企業によって強制的に日本に連行されて労働を

強いられた人々。戦後朝鮮半島に帰った人々もいるにはいるが、

多くは日本にそのまま残って「在日朝鮮人」として現在も外国人

扱いをされている。長年日本に住んでいたため家族係累が日本

に増えてしまったこと、経済的基盤が日本に出来てしまったこと

など様々な理由で日本に残ったのだが、彼らを差別する日本人

が非常に多いのも現実。就職･結婚などで非常に苦労しているの

は言うまでもない。日本全国に広く存在する差別だ。日本国籍を

取得してもなお、出自を理由に差別を受けることも多い。

３．アイヌ人差別

北海道だけに存在する差別。本州以南に住む人は、知識としての

アイヌ民族は知っていても、実際にその差別を肌で感じることが稀

なため、実態を知らないことがほとんど。アイヌ人とは現天皇家の

源流・大和朝廷が日本を統治するようになる以前から、東日本を

中心に住んでいた先住民族だという。徐々に彼らの住む地域は

北方に追いやられてしまい、江戸時代には北海道の一部に押し込

められてしまう。その子孫たちは今も脈々とアイヌの文化を伝えて

いるが、彫の深い特徴的な容貌から、北海道では長く差別されて

きた存在だ。以前ほどではなくなったのは事実だが、やはり就職

や結婚で苦労する若者が多い。

他にも実は様々な差別問題が日本には存在するのだが、あまり

掘り下げる場ではないので、これくらいにとどめておくことにする。

余談だが、日本に存在する暴力団などのアウトロー的な組織の

構成員の大多数は、こうした差別を受けている人々だという現実

もある。ここは意見が分かれるところだが、要するに仕事を探そう

にも思うように就職できないために、やむをえずアウトロー的活動

に身を置くことになるという。こうしたアウトロー的な活動はもちろん

非合法なのだが、組織に所属しないで勝手気ままに活動するより

は秩序が保たれる・・・という逆説的な意見もある。事実、建前上の

警察の方針は「暴力団廃絶」だが、本気で廃絶するつもりがあると

は思えず、微妙な関係を保っているのが実情だ。

次回は上記の差別問題が実際に採用活動にどのように影響して

いるかを書こう。何度も言うがどの企業も秘密裏に行っている差別

であるため顕在化することはほとんどない。「差別やってるの？」

なんて面と向かって企業担当者に質問しないこと。時間の無駄だ。

次回に続く・・・。

まもなく好評の「症例診察７５連発（仮）」が始まります！　

注）このブログは秋から春にかけて就活生が陥りがちな失敗例を

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みんなのテーマ：就活はじめました。（２００９年卒業予定）

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就活生の諸君はこれからＯＢ訪問の流れや、インターン勤務の流れで

社会人の大先輩たちと酒の席をともにする機会が急に増えてくるはず。

就職したばかりの新入社員諸君は既に何度も宴席の機会があったはず。

楽しいはずの酒の席ではあるが、大人の世界にそれなりの「常識的な」

マナーというものがある。昔はそういうことを親切に教えてくれる先輩が

必ずいたものだが、最近は冷たいもので、教えもしないまま「あの後輩

は礼儀知らずだ」というレッテルを貼って陰口を言うパターンが多い。

ひどいのになると、先輩自身がそういう常識的マナーを知らないままで、

社外のお客さんの前で先輩後輩揃って大恥をかくということもあるようだ。　

どこが上座でどこが下座だとか、靴の脱ぎ方だとか、そういう基本的な

ことはどこかの本やサイトにたくさん紹介されているから、自力で探して

読んでほしい。ここではあまり忠告されないけど大事なマナーというやつ

を中心に伝授しようと思う。

１．店に入ってすぐと出る直前のトイレは控える

　　　下っ端は色々と仕事があるはず。注文の整理や会計のことなど

　　　最初と最後は仕事がいっぱい。「乾杯」と「締め」の場に不在という

　　　とんでもない失態も予想される。トイレは中盤でこっそりさりげなく

　　　用事のふりをして行くべし。

２．上司・先輩・客より先に割り箸は割らない

　　　立場が上の人物よりも下っ端が先に料理に箸をつける行為は最も

　　　嫌われる。学生さんはついつい無神経にやってしまいがち。新人君

　　　もこれで失敗しがち。いくらお腹が空いても我慢しかない。割り箸を

　　　割ることさえ気にするおじさんが実際にいるから注意すべし。逆に

　　　自分が上の立場になったら、下の人物のためにも早めに箸をつけ

　　　るのがスマートな優しさだ。

３．上着は上司・先輩・客が脱ぐまで暑くても我慢

　　　会社説明会でもよくある失敗。上着を脱ぐのは非常に非礼な行為。

　　　一番立場が上の人物が、暑くてもしっかり上着を着ていたら絶対に

　　　下っ端は上着を脱いではいけない。上の立場の人物が「暑いね」と

　　　言って脱いでくれたら、やっと自分も「上着を失礼致します」と言いな

　　　がら脱ぐ。無言で脱いではいけない。会社説明会で人事担当者が

　　　「暑いので上着はどうぞ脱いで下さい」と言っても、言ってる本人が

　　　脱いでいなかったら学生さんはそのまま我慢するべきだ。

４．上司・先輩・客が足を崩したらすぐに真似をする

　　　もちろんだが下っ端が真っ先に足を崩してはいけない。ただし、ずっと

　　　正座だと実務的につらいので、上の立場の人物が足を崩したらすぐに

　　　「私も失礼致します」と言いながらあぐらになっちゃいなさい。問題ない。

５．最後に１つ残った料理は遠慮せず食う

　　　最後に料理が１つだけ皿の真ん中に残ってしまい、誰も手をつけずに

　　　なかなかテーブルの上が片付かないことがある。そういう時は下っ端

　　　のあなたが上から順番に「いかがですか？」と強く奨めよう。多分みん

　　　な「いらない」と固辞するだろう。そうなったら遠慮せず「では私が頂戴

　　　致します」と元気よく言いながら美味しそうに食べよう。こういう場合は

　　　満腹でも下っ端が食べるのが流れ的に美しい。下っ端が固辞するの

　　　は問題外。そんな権利はない。不味そうに食ったら確実に嫌われる。　　　

６．自分が飲む前に必ず周囲を見渡す癖をつける

　　　下っ端は自分のビールがなくなったからといって、自分のグラスを勝手

　　　に満たしてはいけない。上の立場の人物にお酌されるのは論外だが、

　　　周囲のグラスを全部満たしてから、やっと最後に自分のグラスを満たす

　　　権利を獲得できる。手酌で勝手に飲み続けられるのは偉い人だけ。

７．上司・先輩・客がおごる時は店の外で待つ

　　　よく勘違いしている人がいるが、おごってもらうからお礼を言おうと思って

　　　キャッシャーのすぐそばで待つ愚か者がいる。これ、大間違い。おごって

　　　くれる相手が自腹を切っているとは限らない。会社の経費にしていること

　　　だってある。会社名で領収書をもらうところを下っ端に見られてしまうのは、

　　　あまりうれしいことではない。下手をすると見栄を張らせてしまい、切らな

　　　いでいい自腹を切らせてしまうこともある。待つときは会計作業が見えに

　　　くい外で待つのがいい。逆に上の立場になったら、下にそんな心配をさせ

　　　ないように、あらかじめトイレに行くふりをして会計を済ませておこう。

挙げだすとキリがなくなるが上記７つは基本中の基本。会社説明会やＯＢ

訪問でも通用するマナーなので、学生さんも知っておいて損はない。社会人

のあなたがもしも知らなかったら・・・あなたの会社はこんな基本さえ教えて

くれない会社なのだと、少し疑ってかかった方がいいかもしれない。

次回はかなりハードな内容の予定・・・。　　

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このブログは一昨年の２月から開始し好評を頂いています。

冒頭にも書いていますが、現在の裏ネタコラムは本来の

姿ではありません。来週末からやっと本来の姿へと衣替え

の予定です。

就職活動でをする中で、なぜか毎年決まったように多くの

就活生が、勘違いをしたり、間違ったり、失敗をしてしまう

「マイナスの事例」を具体的に厳しく指摘してその原因を

診察します。そして最終的には解決するための処方箋を

アドバイスする･･･これがこのブログ本来のコンセプトです。

この春（夏？）まで就活を頑張っていた先輩の４年生の皆さん

には大変なご好評を頂き、現在は症例診察シリーズの凝縮版

が書籍『快速内定』として好評発売中です（左サイドバー参照）。　

なぜ過去記事が一切アップされていないか・・・？

実はいくつか理由があります。

１．古井戸先生自身がブログに不慣れだったため、初期の

　　記事をもっと整理整頓しておきたかったこと。

２．記事内容自体が急変する時代に合わなくなっている場合

　　があること

３．就職活動の進行にしたがって適切なタイミングで読んで

　　もらうべき記事が多いので、最初から内容を知ってしまうと

　　こちらが意図するメッセージを受け止めてもらえない可能性

　　が高いこと。

以上の理由から、現在格納して加筆修正しています。

新しい内容もさらにたくさん加える予定です。

予定では症例Ｎｏ.１～症例Ｎｏ.７５ぐらいをほぼ日刊

でどんどん更新するつもりです。裏ネタコラムはかなり余裕を持って

ゆっくり更新していましたが、症例診察編開始後のペースは早い

ので毎日覗いておかないと遅れをとるかもしれません。

もちろん連載開始直前には

また再度お知らせをします。

どんな症例があるのか？簡単にお知らせしておきます。

ブログ最上部からサンプルも閲覧できます。

「１週間前の日経新聞を読まずに持ってる」

「自分のことは自分が一番よく分かってる」

「自己ＰＲ・志望動機を丸暗記するつもり」

「ＯＢがいないので会社訪問が出来ない」

「自己分析では長所を懸命に探している」

これはほんの一部ですが、すべて陥りがちな就職活動病

なのです。こういう感じの症例を７０症例以上ご紹介しながら

しっかり処方箋をお伝えします。

読むと読まないでは大違いのブログなのは間違いなし。

今から就職活動を始めるあなたは、来月から確実にこの

ブログを毎日読むことをオススメします。また、親しい仲間

にも教えてあげて意見交換をしましょう。

昨年少しでもこのブログが役に立ったと感じた４年生の

あなたはぜひとも後輩諸君にこのブログの存在を教えて

あげて下さい。

あとしばらくは裏ネタコラムをお楽しみ

下さい・・・。最後にはとっておきのネタ

を用意しています。

裏ネタコラム次回記事はすぐに

アップ予定です。お見逃しなく！！

  
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４０代後半～５０代にさしかかったおじさんの中には、深い考え

も無いまま、けっこう適当で無責任極まりないアドバイスを若い

人（特に大学生や新社会人）にする人がいる。要注意だ。真に

受けると怪我をする。

そもそも、ちゃんとしたアドバイスじゃなくて「説教好き」っていう

おじさんは、現実生活では自己表現をしたり、自己実現をする

機会に恵まれないから、自分よりも経験がはるかに浅いのが

当然で、立場的にも強い態度を取れる大学生や新社会人

に矛先を向けるのだ。

悪い例えをすれば、成人女性に相手にされない情けない男性

が幼い少女に興味の対象を移すロリコンとある意味似た部分

がある。（説教おじさんごめんなさい→ある意味古井戸先生も？）

だから、本当はこういう人物の「お説教」は適当に聞き流すのが

一番なのだが、なかなか社会的にそうは行かないことも多いし、

右も左も分からない時期はそんなおじさんでも「すごいなぁ」と

勘違いして心酔してしまうことだってある。これが一番怖い。

そんな罪作りなおじさんの典型的な決まり文句＝大嘘を以下

に例示しよう。よく耳にするから、同じお説教に出会ったら心の中

で笑って聞き流そう。

１．若いうちは何でも恐れずチャレンジ！←ウソ

これは大嘘だ。確かに年齢を重ねてからよりも若い頃の方が

チャレンジしやすい環境であるのは確かだが、無条件に何で

もチャレンジしていいのは高校時代まで。大学入学後になって

まで何でもかんでもやりたいことにのめり込みすぎれば、必ず

失敗することに・・・。

稀に大学時代に起業して成功する人もいるが、それは極めて

わずかな少数派で、相当な能力と運が必要。あなた自身が

その稀少例だと勝手に勘違いしてしまうと前途は真っ暗。自分

を過大評価しないほうがいい。あなたが凡人である可能性は

極めて高い。

何でもかんでも好きなことをやって、大学に７年も８年も在籍

してしまったら、まだまだ事実上の学歴社会である日本では

確実に大きなビハインドを背負うことになる。社会的に容認さ

れるのは２ダブ・・・ぎりぎり３ダブがいいところ。しかもダブっ

た事実についてはかなりの理論武装を必要とする。

「何でもチャンレンジ！」という無責任極まりないアドバイスを

真に受けて、アウトローな生活に入り込んでしまう人までいる。

水商売、暴力団、ホームレス・・・その世界でそのまま生き

ていくつもりならいいのだが、うまい時期に普通の生活に戻ろ

うと思っても、なかなか思ったようにはいかないのが現実だ。

表社会への復帰が出来ないままずるずると嵌り込んでしまう

パターンがほとんど・・・。

こういう無責任なアドバイスをするおじさん・・・実はほとんどの

場合、自分自身はたいしたチャレンジなんてしていない場合が

多いのだから困ったもの。テニスサークルで幹事長だったとか、

広告研究会で学園祭を主宰したとか、貧困国に１週間だけ旅を

したとか・・・意外にこの程度だったりする。若い人に理解がある

おじさんだという演出のために言っているだけの無責任な言葉

なので、絶対に信用してはいけない。しかも、多くの場合これを

言うおじさんは、たいした出世をしていなかったり、特筆するよう

な成功体験がないことがほとんど。

あなたは自分の責任で、ある程度常識的な生活をキープして

いないと就職活動では痛い目に遭う。社会人になってからの

無謀なチャレンジは社会的に抹殺される恐れもある。ご注意。

 
２．人生には遠回りだって必要だ！←ウソ

こうやって言い切られたら、そのおじさんは自分が遠回りをして

しまい、「必要なことだったんだ」と思い込まないとやってられな

いから言ってると思うべし。考えればわかること。わざわざ故意

に遠回りするほど馬鹿なことはないではないか。近道で行けれ

ば近道を通った方が良いに決まっている。目的地まで最短距離

で行くのが、タクシーの運転手にとってもあなたにとっても常識だ。

浪人だって、留年だって、社会的にある程度は許容されているが

ベストは最短距離の現役入学・現役卒業なのは言うまでもない。

多くの転職経験を積むのも１つの生き方だが、一番最初に天職

に巡り合えればそれが一番幸せなのは誰だってわかる真理だ。

そもそも最初から「遠回りでもいい」なんて甘えた考えで、物事に

臨むとろくなことはない。就職活動だってそうだ。「来年もう１回

やるからいいや」とか「転職すればいいや」なんて考えていた

ら身も入らないし、自然に真剣度が落ちてしまうのは当然。

人間は一番最短距離で、最も効率の良い方法を必死に探すから

こそ成長するのだ。ある程度の締め切り感覚があるから緊張感を

持てるのだ。「いつだっていいや」なんて、のん気でノロマな姿勢

の人に幸運なんていつまで経っても訪れない。

これを言うおじさんは、必要のない遠回りの末に、芽が出ないこと

を悟った「いっちょアガリ」の人が多い。人生終わりかけのおじさん

がこぼす愚痴のような自己満足の言葉に納得して遠回りを選んで

はいけない。　

３．人生に無駄なことなんて１つも無い！←ウソ

嘘も大嘘・・・一番の嘘だ。人生なんて無駄の連続。１日２４時間

のうち、無駄じゃない時間がいったいどれだけあるのか、冷静に

考えてみると虚しくなる。おじさんは決まって言うのだ・・・「一見

無駄に見える時間も、次の飛躍への準備として重要なことなん

だよ」・・・まったく嘘だね。

人間がなぜ進歩してきたか？無駄を認めてきたからか？まさか

そんなはずはない。なるべく無駄を省こうとする努力が様々な

技術や知恵を生み発展してきたのだ。あなたも無駄な行動を

冷静に省きながら、有効な時間を増やす努力が必要だ。

ただし間違ってはいけない。睡眠時間は極めて有効だぞ。

脳を休めて記憶を再構築し直すための立派なステップだ。

休憩時間だって必要だし、息抜きだって必要だ。こういうの

を無駄とは呼ばない。

ではどういう時間が無駄かということになる。こればかりはあなた

の生活にまで踏み込まないとわからないから自分自身で考えて

みて欲しい。嫌な相手だけど義理で飲みに付き合ったり、好きで

もない異性と時間つぶしにデートしたり。

人間は生き物だから、すべて無駄を排除してしまっては窮屈で

たまらなくなるのだが、最初から無駄を正当化する姿勢は疑問。

こういうことを言うおじさんに限って、無駄に新聞を読んで勤務

時間を費やしたり、無駄な説教で周囲を辟易させたり、無駄な

形式的作業を要求して部下を不必要に疲労させたり・・・。

早く帰ればいいのに遅くまで残って部下が帰りにくい空気を

作っている無神経な上司だったり・・・。

自分でも無駄が多いことが分かっていて・・・きっと寂しいのだ。

無駄を賛美するおじさんに限って窓際族が多い。家族に疎まれ

ている場合が多い。そんな人の説教に耳を傾けないように。

ああすっきりした・・・。

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