国内 WBC世界フライ級選手権試合、内藤大助VS亀田大毅の試合後、中継をしたTBSには1500件を超える苦情が殺到した。昨年の亀田興毅VSファン・ランダエタ戦でTBSに寄せられた55000件には及ばぬものの、相当な数であることには間違いない。抗議の中で多かったのが、「番組開始から試合開始までの時間が長過ぎる」「実況が亀田寄り」というもの。
長年スポーツの取材をしているタブロイド誌記者は「TBSは格闘技中継に関してはセンスがない」と語る。「報道に強い局、ドラマに強い局、スポーツ中継に強い局など、各局には“カラー”があるのです。TBSはもう格闘技に関してはセンスがない。特に(亀田が所属する)協栄ジムと組んだ場合は酷すぎる。何があろうと、ヒーローを設定し、その選手を勝たせようとする。その手法が“酷い”と非難されているわけです」。 そこで記者が挙げたのがTBSの中継した以下3件だ。 【1】具志堅オレンジ事件…当時チャンピオンだった具志堅用高(協栄ジム)が、5度目の防衛戦を行うにあたり、協栄ジムの当時の会長が相手選手のハイメ・リオスに薬物入りオレンジを送ったという疑惑。ステーキに入れたという説もあり、ハッキリとはしていないが、日本ボクシング史上でも最悪級のスキャンダルと騒がれた。 【2】鬼塚勝也疑惑の判定…鬼塚勝也(協栄ジム)の世界防衛戦、李承九と戦った試合は素人目にも鬼塚の負けだと思われていた。李との試合時、鬼塚自身も12R終了後にはうなだれていたが、判定で鬼塚の勝利。会場からは驚きの声があがり、翌日のスポーツ新聞でも大騒ぎとなった。鬼塚は他の試合でも“疑惑の判定”が指摘されている。 【3】亀田三兄弟のヒーロー化…昨年の興毅のランダエタ戦、今年の大毅の内藤戦は完全に亀田寄りの番組作りをした。 前出記者は「特に【3】はセンスの無さを象徴しています。なぜ、“口が悪い”“態度が悪い”人々をまるで“感動の家族愛”のようにまつりあげた上に、相手選手へのリスペクトもさせずに好き放題やらせたのか? そもそも、それ程強くもない亀田一家をヒーローにすることを決定した時点でセンス無さ過ぎです」と言う。 また、K-1 Dynamite2006では秋山成勲の“ヌルヌル事件”(使用が禁止されているクリームを秋山が塗り、体が滑るようにした)が発生したが、これについては「日本人ヒーローを何とかTBSは作りたかったのでしょう。桜庭和志がもう年齢的に難しい状態だったので次代のスターとして白羽の矢を立てたのが秋山でした。でも、結局秋山もあんな不正を働き無期限出場停止になった。ここでもセンスの無さが出てしまった。秋山は昔からヌルヌル疑惑があった選手ですよ! なぜそこが分からないのか。PRIDEとフジテレビが吉田秀彦、桜庭和志、五味隆典らをスター化することに成功したのはセンスがありました」。 ボクシングの試合内容そのものではなく、“態度”や“品格”が話題となってしまうTBS中継による亀田の試合。 いびつである。 ■関連記事 ・TBSが32人処分「処分って会社はホクホク?」の声 ・石川遼選手へのやりすぎ取材で福沢朗アナ謝罪 ・【漫画】K-1秋山 ルール違反で無期限出場停止に
この記事へのコメント
新着の記事
|