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入浴中に転倒、男性死亡 岐阜市民病院

2007年10月16日18時47分

 岐阜市民病院(冨田栄一院長)は16日、入院中の岐阜市内の80代の男性患者が浴室で転倒し、約1カ月半後に死亡したと発表した。病院は「浴室の床を滑りやすい状態にしていた管理上の責任があった」として、遺族と示談を進めている。

 病院によると、男性は8月17日、男性看護師に介助されシャワーを浴びた後、シャワー用いすから立ち上がって脱衣場に戻ろうとする際に足を滑らせ、看護師の腕の間をすり抜けるように仰向けに転び、後頭部などをモルタル製の床で強打。頭蓋骨(ずがいこつ)骨折とくも膜下出血で約3時間半後から意識不明となり、10月4日に死亡した。

 事故後に病院が調べたところ、入浴中の患者が転倒するケースがこれまでにも複数あったことがわかったため、浴室床全体に滑り止めシートを張ったり手すりを増やしたりした。

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