岡山県は15日、毒キノコの「ツキヨタケ」を食べた津山保健所管内の男性(63)がおう吐など食中毒の症状を訴え、入院したと発表した。県内で毒キノコによる食中毒被害が発生したのは05年10月以来。 県生活衛生課によると、男性は14日午前7時半ごろ、真庭郡新庄村で採取したツキヨタケを自宅で調理し、みそ汁に入れて食べたところ、おう吐や下痢を訴え、津山市内の病院に入院した。食用のヒラタケと間違えたとみられ、現在は快方に向かっている。 ツキヨタケは県北の森林地帯に多く自生しているとみられ、同課では「食用かどうか分からないキノコは採らず、食べないことが大切。『塩漬けにすると食べられる』といった迷信も信じないようにしてほしい」としている。