2010年の実用化を目指す
三菱自動車は、現在開発中である次世代電気自動車の研究車両「i(アイ)MiEV(ミーブ)」を用いて、電力会社との共同研究を開始すると発表した。三菱自動車が供給する研究車両の実証走行・データ収集や実用性評価について、電力会社が担当することになる。
まず06年11月より東京電力・中国電力に、07年1月より九州電力に各1台ずつ試験車両を製作し、業務車両としての適合性や急速充電インフラとの整合性といった先行共同研究を開始する。
その後07年秋からは前出の電力会社に加え、関西電力・北陸電力各社も参加し、実証走行(フリートモニター)用「i MiEV」を供給する。航続距離や冷暖房の影響、充電時間といった実際の運転環境での細かな試験を行う予定で、ここから得られるデータやノウハウをもって2010年頃の実用化を目指すとしている。
|
|
|
より早く、より低コストに開発出来る!
三菱の次世代電気自動車「MiEV(ミーブ・MIEVから改称)」研究車両第3弾となる「i MiEV」。写真を観ても分かるように06年1月に発売が開始された軽自動車「i(アイ)」がベースとなっている。フロア下に電池、エンジン・燃料タンクの入っていたトランク下にモーター、とそれぞれ搭載することが出来るなど、ベース車のリア・ミッドシップ構造をそのまま利用し電気自動車化出来るのが特長だ。また「i MiEV」に搭載されるモーターは、従来三菱が「MiEV」で研究・開発されていた『インホイールモーター式』ではなく、軽向けの性能を十分に実現可能なシングルモーター式とし、より早く、より低コストに開発が可能となっているという。
なお「i MiEV」のシステムはそのまま後輪駆動の軽1BOX商用車「ミニキャブ」にも搭載可能だというから、乗用車のみならず業務用車両としての新たな展開も考えられているようだ。
発表の記者会見の席で『他社のハイブリッド・コンパクトカーが近い将来プラス20万円くらいの価格差で登場することを予告しているのに対し、三菱はこの「i MiEV」をいくらくらいで売りたいのか』という問いに、三菱自動車の商品開発統括部門・技術開発本部の橋本副本部長は「200万円を切らなければ誰も買ってくれない、150万円なら相当数のユーザーが関心を寄せる」とユーザー調査データを交えて、それらを踏まえた価格戦略についても現在検討中であることを明らかにした。ぜひ、廉価な設定での登場を期待したいところだ。
|
|
|
|
|
|
ベース車 |
i(アイ) |
|---|---|
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高) |
3395x1475x1600mm |
車両重量[kg] |
1080kg |
乗車定員 |
4人 |
最高速度 |
130km/h |
一充電走行距離(10.15モード)<目標> |
130km/160km※ |
充電時間(80%充電)/200V・15A(車載充電器) |
5時間/7時間※ |
充電時間(80%充電)/100V・15A(車載充電器) |
11時間/13時間※ |
充電時間(80%充電)/3相200V・50kW(急速充電機) |
20分/25分※ |
モーター種類 |
永久磁石式同期モーター |
モーター最大出力 |
47kW |
モーター最高回転数 |
8500rpm |
電池種類 |
リチウムイオン |
電池総電圧 |
330V |
電池総電力量 |
16kWh/20kWh※ |
制御装置 |
インバーター制御 |
駆動方式 |
後輪駆動 |
三菱i 関連記事
三菱 「i(アイ)」をベースにした電気自動車『i MiEV(アイ ミーブ)』を製作!【新車情報】 (2006.10.11)
三菱は、現在開発中の次世代電気自動車「MiEV(ミーブ)」の研究車両を製作し、電力会社との共同研究を実施すると発表した。三菱は研究車両の供給や実証走行データの分析、電力会社側は実証走行の実施・データの収集や市場での実用性評価を担当するという。 >> 記事全文を読む |
||
三菱「i(アイ)」がグッドデザイン金賞を受賞【ニュース】 (2006.10.03)
三菱は、(財)日本産業デザイン振興会が主催する2006年度グッドデザイン賞において、「i(アイ)」がグッドデザイン金賞を、また新型「eKワゴン」がグッドデザイン賞を受賞したと発表した。 >> 記事全文を読む |
||
三菱「i(アイ)」、バンダイのファッションドール「桜奈(sakurana)1st.」とコラボ!【ニュース】 (2006.08.08)
三菱は、バンダイが2006年秋より発売開始するファッションドール「桜奈(sakurana)1st.」とのコラボレーションとして、幕張メッセ(千葉)で開催される「C3×HOBBYキャラホビ2006」(8月19日〜20日)に、「i(アイ)」の6/1スケールモデルを製作(非売品)し展示する。 >> 記事全文を読む |
||
三菱 「i(アイ)」 に特別仕様車“リミテッド”が登場!【新車情報】 (2006.06.27)
三菱は、「i(アイ)」の特別仕様車 第2弾として「Limited(リミテッド)」を設定、7月1日より全国の系列販売会社より発売開始する。 >> 記事全文を読む |
||
三菱 i(アイ)に特別仕様車「i(アイ) Play Edition」登場!【新車情報】 (2006.05.17)
三菱自動車は、軽自動車i(アイ)に携帯音楽プレーヤー“iPod nano(アイポッド ナノ)”を専用スロット(細長い装着用の穴)に差し込むだけで、すっきりと装着できるAV一体型HDDナビゲーションを採用した特別仕様車「i(アイ) Play Edition」を設定し、2006年5月17日より全国の系列販売会社を通じて、発売開始した。 >> 記事全文を読む |
||
【三菱 i 試乗記】三菱を超えたスーパー軽カー。【新車情報】 (2006.03.09)
スタイル、走り、そのすべてがまったく新しい概念により創造された「ミツビシ i」。もはや、軽自動車の枠を越えたスーパー軽だ! >> 記事全文を読む |
||
三菱i(アイ)〜賢く買う方法〜【CHECK&TRY】 written by ガリバー自動車流通研究所 (2006.03.20)
単なる軽自動車じゃありません。個性的な外観と走りを両立させたスーパー軽!その市場価値を大胆予測! >> 記事全文を読む |
||
三菱 新型軽自動車「i(アイ)」 のリセールバリューをチェック!【CHECK&TRY】 written by ガリバー自動車流通研究所 (2006.01.30)
リアにエンジンを搭載したミッドシップ構造という特殊なモデル、新型 三菱 i (アイ)のリセールバリューはどうなるだろうか? >> 記事全文を読む |
||
未来型スモール 三菱「i(アイ)」の発表会潜入レポート!【TATSUJIN Re-Mix】 written by ガリバー自動車流通研究所 (2006.01.26)
斬新なデザインと居住性、さらに衝突安全性を兼ね備え、それを実現させるために新開発のリヤ・ミッドシップレイアウトを採用した、革新的な未来型スモール 三菱 「i(アイ)」の発表会レポートをお届けします。 >> 記事全文を読む |
||
三菱 i (アイ) 誕生!新コンセプトの近未来Kカー【新車情報】 (2006.01.24)
ミッドシップレイアウトを採用した近未来型のスモールカー。スタイルと居住性、相反する性能を両立。 >> 記事全文を読む |
||