「農地は国有地にせよ!」日本農政への提言
昨日NHK・TV22:00~22:49の
を見てショックを受けた!
どうやらこれは第二回で第一回は拙者は見ていないが
「中国やアメリカなども日本向けにコシヒカリを作るようになった。
コストは日本の1/10である」
ということらしい。
では
皆さんはクリック↓するのもコストです!(笑)
昨日の放送では
「大規模化をずっと前から行っている
大潟村(秋田県の八郎潟を干拓)でさえ最近は米価の下落で採算割れ寸前にまでなっている・・・」
(日本の農家の平均耕作地面積は約1.8ha・大潟村は平均15ha)
とのことだ。
ちなみに
アメリカ農家の耕作地面積平均は123ha・・・!?
(桁が違う!)
学者は
「農業は何と言っても規模が勝負!
日本が(大規模化などで)どんなに努力しても外国米には価格面では太刀打ちできない!」
と言っている。
日本の農業・農政の前途は深刻である。
拙者はよく考えたが、専門家ではないので・1つ大まかな提言だけしたいと思う。
それは
「農地の国有化」
である。
つまり
現在ある農地の全部(地方・大都市近郊とを問わず)を国有地とすべきである!
(平成の公地公民制?天領?)
保証金は一切無し!
タダで没収する!
そして
「農業をやりたい者」 全員に無料で貸し出す のである。
株式会社化
集営(大規模)農業
家族で耕す家庭菜園(10坪でも可)
何でもOKだ!
全国の田畑の1/4は耕作放棄地だそうだから、足りなくなることはない。
もちろん利益は全部・自分のものと出来る。
(だからこれは共産主義ではない!)
そして
農業をやりたくない者・辞める者からは農地を返納させる。
もちろんこれも無料!補償しない!
だから
高速道路や新幹線の用地に指定されたら
国有地なのだから
無料で提供しなければならない!
もちろん代替の農地は別に貸与する。
要するに
農地の値上がりだけを期待している者を排除し
真に農業をやりたい者を税金を出してでも支援するのである。
だから
専業農家以上には
「農業でやって行ける」だけの補助金を収穫に応じて給付する!
かくて
日本農業は復活する! (喜)
評論家の内橋克人氏が番組でも言っていたように
「農業は国家の基本(産業)であり
文化でもある。
特に地域社会ではその根幹をなしている」
からである。
農産物は工業製品のように大量生産も・備蓄も容易ではない。
ある程度・国が保護するのもやむを得ない。
・・・と行けば良いが?(笑)
問題は
補助金の財源であろう?
特殊法人などの整理で何とか捻出しても無理なら
消費税を上げても仕方がない?(ダメかね?笑)
と思う。
「憲法で定める財産権を侵害する!」
と言う方も居られるかも知れないが?
例外の無い法則はない!
それに
全国の土地すべてではない!
国有化は農地のみである。
日本農業存亡の危機に直面して
「憲法守って農業滅びる!」
の道を選ぶべきではない!
農地国有化の困難さを言われる方も居られようが
「作物を作るのではなく
財産のために農地を持つのか?」
の論理には立ち向かえまい!(笑)
もともと
現在の農地は戦後の農地解放で
タダ同然で取得したものである。
「国からもらったものを再び国に返す」
これのどこに不都合があると言うのか?
拙者の「農地の国有化案」が憲法違反なら
GHQの農地解放も憲法違反となる!
それも分からないか?
そして
5年~10年やってみて、再検討する。
日本人1人あたりの年間コメ消費量は
118.3kg → 67.4kg へと、この45年あまりで半減している。
のでは補助金を永久には続けられないからだ。
これは
あくまで現在での拙者の提言である。
皆さんが「別のやり方の方が良い」と言われるなら
それを検討するのは当然である。
できれば
国・農家・消費者・流通業者・学識者などが集まって
解決策を検討し・議論すべきだ。
皆さんのご意見もお聞きしたい。
では
検討する前に↓クリックだけは確定してね!(笑)
瀬戸さんからビラが送られてきたので、これから配りに回ろうと思う。
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» テロ戦争の本質 [無党派日本人の本音]
一昨日の戦前、戦時中の日本人の価値観でタレントの太田光さんが出した「テロとの戦を止めよう」というマニフェストについて、芸能人や文化人、国会議員までが参加し、法案の賛否をめぐって激論を交わす“政治バラエティー番組”について太田さんのテロとの戦いは価値観と価値観の戦いだから、戦争に参加するなど意味がない と言う趣旨の発言の関連して、日本が第二次世界大戦を始めた当時の日本人の造られた価値観について書いた所下記のような、丁寧な文面だが厳しいコメントを頂いた。 これらについて私の何時もの舌足らず、... [続きを読む]
受信: 2007年10月16日 (火) 18:27
コメント
トトロ・さま
サラリーマンでも小規模な土いじりぐらいやりたい人は結構・居ます。
商売抜きの農業もあって良いのです。
ウヰスキーさま
読み直してください。
私は「補助金を税金から出す」と言っております。
公務員化は「やる気がなくなる」のでダメです。社保庁のようになります。
「クーポン券」は面白いですね。
とにかく
農家・消費者・国・学識者がよく話し合うべきです。
農地は余っていて
しかも足りない作物を外国から輸入しているのですから
解決策はあるはずです。
投稿 柳生すばる | 2007年10月17日 (水) 00:42
農地を国有化し、やりたい人にやらせて、利益は営農者の者になるか。結論からいって解決策にはならないですね。農地の私有、国有だろうが、利益そのものが出せなくなっているということが病巣ですから。
国有農地を耕して、公然と公金を注入しても外国産にはコスト面では勝てないでしょう。戦って勝てないと分かっているなら、戦わない、土俵にすら上がらないことが上策だと思います。グローバリゼーションやら、WTOやら、貿易の論理が絶対ではなく、ただ単純に国防、国民安寧のため関税を高く据え置き自国の農業を守るべきです(先進国でダントツの自給率の低さは理由にならないか?)。財界の発展のためにこれ以上第一次産業を生贄にするなと。仮にアメリカや中国が、日本だけ米を輸入しないのは世界のルール(?)違反だみたいなことを言うなら、食料を本当に必要としている国に売って差し上げなさいといいたい。安く作れるのなら、経済的に弱い国でも買えるでしょう?残飯を恐ろしいくらいだす日本にさらに売りつけるよりも人道的でしょう?コスト割れしないならそちらに売ってください、日本の米の自給率は100%を超えてますし、備蓄米も困ってるくらいありますので、あ、その代わり自給率が目下低い大豆・小麦は買いますからよろしくね。といって欲しい。
税金投入して守るなら、農地の国有化&農民の公務員化のほうが喜ばれるでしょう。天下って、農業して人間性を取り戻す元役人ってのも乙です。
ついでに提案(これまた夢クラスの)。年金の一部を米で支給する。または国営農場、国と契約した農家の食料と交換できるクーポン券で支給してもらえるという選択権を年金受給者に与える。食料は民営化した郵便会社がせっせと運んできてくれる(民営化には反対してますが例えばの話しで)ので。少なくとも餓死者は出ないかな・・。
駄文でした。失礼しました。
投稿 ウヰスキー | 2007年10月16日 (火) 23:22
>農地の国有化、
以前誰かが似たような事を言ってたような気がします。
すんなりいけば、結構オモシロイですね。
投稿 トトロ | 2007年10月16日 (火) 19:33