防衛省は16日、民主党の外務防衛部門会議で、インド洋で給油活動していた海上自衛隊補給艦「とわだ」の航海中の記録「航泊日誌」の一部を、保管期限内にもかかわらず破棄したと明らかにした。防衛省は米補給艦への給油量を訂正するなどミスが相次いでおり、民主党はイラク戦争への流用疑惑にも絡めて攻勢を強める構えだ。
防衛省の説明によると、破棄したのは03年7~11月分の航泊日誌。内規で保存期間は4年だが、今年7月に資料整理した際、誤って破棄したという。防衛省は「法律違反ではない。処分は調査を待ちたい」としている。
これに関連し、福田康夫首相は首相官邸で記者団に「その通りなら、全くの不祥事で言い訳はできない。(廃棄で)どういう障害があるのか、よく検証しなければいけない」と述べた。【大貫智子】
毎日新聞 2007年10月16日 20時09分
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