2007年10月16日 23時56分更新
黒部市民病院で7年前、脳しゅようの摘出手術を受けて意識障害を起こし、2度目の手術のあと死亡した女性について、病院はこの女性の遺族に2900万円を支払うことで和解しました。
黒部市民病院によりますと、7年前の平成12年8月、県東部在住の女性が脳のしゅようを摘出する手術を受けた後、意識障害を起こしたため、改めて頭部を開いて手術をしましたが止血のかいなく手術の2日後に死亡しました。
女性の遺族が平成16年1月に病院を相手取って提訴しましたが、去年9月に富山地方裁判所から病院が女性の遺族に2900万円を支払うという和解案が示され、これを遺族側が受け入れたことから16日和解が成立したということです。
黒部市民病院の新居隆病院長は、「今後、このような医療事故が起こらないようより一層の努力をしていきます」というコメントを出しました。