町村信孝官房長官と米国のシーファー駐日大使は16日、首相官邸で会談した。大使は海上自衛隊のインド洋での給油活動について「米国だけでなく、国際社会にとって非常に重要」と指摘。継続を希望すると伝えた。この後、記者団の質問に答え、米軍が給油された燃料をイラク戦争に転用したとの疑惑を強く否定。近く米政府としてこの問題に関する声明を発表することを明らかにした。
記者団の「海自から給油を受けた米艦船はイラク戦争に参加したのか」との質問に大使は「参加していない」と明言。そのうえで「私たちは記録をチェックしている。補給された軍艦は(インド洋での)『不朽の自由作戦』に使われている」と語った。
日本の国会議員向けの説明会を近く開くことも改めて表明した。(22:17)