2人がけがをしたエスカレーター。運転を停止し、警察が現場を調べた=21日午後、神戸市中央区小野柄通8
二十一日午後二時四十分ごろ、神戸市中央区小野柄通八、地下街「さんちか」とJR三ノ宮駅を結ぶ上りエスカレーターで、明石市の女性(71)が右の足ひざ付近を切った。続いて西宮市の女性(26)も右の足首を切り出血した。いずれも軽傷。
葺合署の調べでは、エスカレーターは全長約十六メートル。上から十二段目の部分にある右側面のステンレス製カバー(長さ三メートル、幅五センチ、厚さ二ミリ)が、五十四センチめくれ、階段部分にはみ出していた。同署はここに女性の足があたりけがをしたとみて、原因を調べている。
エスカレーターを管理する神戸地下街株式会社によると、カバーは、側壁のアルミ板のつなぎ目を覆っている。ねじで固定しており、今月十九日の定期点検では、異常はなかったという。
事故で、エスカレーターは運転を停止。同社が管理する同型のエスカレーター計八基も緊急点検する。