ポッドキャストのマーケティング技術

声優業界、音楽業界で異変が起きています。


通常、歌手や声優さんに歌ってもらう前には「デモソング」なるものを作成し、歌手や声優さんはそれを聞いて参考にしながら実際に歌うことになっているわけです。


というわけで、ギョーカイには「デモシンガー」なる人が結構いらっしゃいます。
（呼び方はデモシンガーではないかも）



さてここで、とある筋からの情報です。
ある声優さんがデモソングを受け取ったとき、なんとデモソングを歌っていたのが「初音ミク」だったそうです！！



これは結構ショッキングな出来事です。


初音ミクの登場によって、デモシンガーさんがいらない状態になってきたのです。


デモシンガーさんが歌うとなると、やはりそれだけコストが発生します。
マイクなどの録音道具は必要だし、もちろん録音場所も必要、音楽を作った人が「ここは違う」といった指示をすることも必要、そしてスケジュール調整も必要だったわけです。

これらのコストは、費用だけの問題ではなく、時間という目に見えないコストも発生させていました。

これらの作業が一気に削減されます。
デモソングを歌ってもらうよりも、初音ミクに歌ってもらった方が、早く安くできるのです。


時間は短縮されればされるほど、たくさんの曲を世に排出することが出来ます。
コストが安くなれば、当然作った人たちや聞き手に還元することが出来ます。


しかしながら、デモシンガーさんの仕事はなくなるかもしれません。
（ＩＴによる合理化の波が音楽業界にも訪れたという感じですね）


ただ、最終的に音楽を受け取るのは消費者である我々です。
その我々にしてみれば、デモソングを歌っているのは誰でも良いわけです。
歌手の人や声優さんがしっかりと歌っていてさえくれれば、問題有りません。



今までの初音ミクのニュースは、「初音ミクに歌わせたのをＵＰしました」とか「一般人でも流行の歌を作れる」という感じの内容が主でした。

しかし、これからはさらに業界に激震を与える初音ミク騒動が起きてきそうです。
少なくとも、今後はデモシンガーという仕事が減っていくことは確かでしょう。

テーマ:Vocaloid2　初音ミク - ジャンル:コンピュータ

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