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【社会】

原告が和解条件提出へ 薬害肝炎、大阪高裁に

2007年10月14日 00時43分

 薬害肝炎訴訟の全国原告団と弁護団は13日、大阪訴訟の対応について福岡市内で協議し、和解に向けて希望する条件の骨子を取りまとめた。15日に大阪高裁に提出するが、原告・弁護団は「内容は明らかにできない」としている。

 薬害肝炎訴訟は現在、大阪、東京、福岡など5高裁で争われている。いずれも原告側は和解による早期解決を目指しており、大阪高裁には9月、和解勧告を求める上申書を提出した。これを受け、同高裁は和解による解決を目指す方針を表明。原告側と被告の国、製薬企業に対し、今月15日までに希望を提出するよう求めていた。

 大阪高裁は今後、原告、被告双方の意向を踏まえて調整を進め、和解の可能性があると判断した場合は、正式に和解勧告するとみられる。

(共同)
 

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