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【社会】和解解決に初めて意欲 厚労相、薬害肝炎訴訟で2007年10月15日 20時35分
舛添要一厚生労働相は15日夕、大阪高裁(横田勝年裁判長)が和解に向け調整を始めた薬害肝炎の大阪訴訟について「国として和解協議に応じるつもりがあると理解していただいて結構だ」と述べ、初めて和解による解決に意欲を示した。 大阪高裁に対して国側は同日、現時点での見解を伝えたが、舛添厚労相は「前に話を進めるために(内容は)外には出せない」とした上で「訴訟にエネルギーやコストをかけるよりも、一日も早く健康を取り戻すために精力を使った方がいいというのがわたしの基本的認識だ」と述べた。 原告側も同日、希望する和解条件の骨子を大阪高裁に提出。高裁は今後、双方の意見を踏まえて調整を本格化させ、和解が可能と判断すれば和解勧告を出す方針。 原告側は、和解条件として国の謝罪や原告全員の救済を求めたとみられるのに対し、国側は謝罪や金銭的救済は困難との見解を崩しておらず、和解が勧告されるかどうかは不透明だ。 (共同)
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