昭和おもひで銭湯




 とある夕刻、大阪・梅田のLo○tにて偶然遭遇した「昭和おもひで銭湯」シリーズ。玩具メーカー・TAKARAが2003年にリリースしたおまけつき入浴剤です。この手の代物にはありがちな話で、入浴剤がメインなのかおまけがメインなのかイマイチよくわかりません(笑)。対象年齢は20歳以上。それもそのはず、おまけは昭和40年代の銭湯グッズのフィギュアです。小さい頃から雑誌の付録やらグ○コのおまけの類が大好きだったMr.T、すっかりはまってしまいました。このページでは、「昭和おもひで銭湯」シリーズの魅力をMr.Tなりの表現でお伝えします。

「昭和おもひで銭湯」に入っているもの

 レトロなイメージの箱を開けると、入浴剤、フィギュア、「宝乃湯ご入浴の御案内」が入っています。
「昭和おもひで銭湯・宝乃湯ご入浴の御案内」
 
 いわゆる解説書です。各フィギュアの解説、昭和おもひで銭湯の舞台である「宝乃湯銭湯」の案内図、同棲を始めて1年が経った、栄吉と温子の物語・「宝乃湯にて」が掲載されています。この物語、入っているフィギュアによって話が異なるという凝り様です。
「昭和おもひで銭湯・入浴剤」

 「宝乃湯銭湯のお湯」を再現した銭湯風入浴剤です。菖蒲の香りとあります。自宅に風呂がなく、5歳の頃まで大阪市港区の「テルメ龍宮」に通っていたMr.Tの記憶の中にある銭湯のお湯そのものだったりします。TAKARAさん、恐れ入りました。
「カコ〜ン・男湯編」

 銭湯の洗い場を再現しています。鏡の前にはメ○ットシャンプー、椅子の上には黄色のケロリン洗面器。この洗面器、直径1センチ程のものなのですが、非常に精巧に出来ています。タイルの色といい、カランといい、恐ろしいくらい忠実に再現されています。
「カコ〜ン・女湯編」

 男湯編の色違いです。ポイントは白のケロリン洗面器。結構なレア物で、あちこちの銭湯に出かけても、なかなか実物に遭遇することはありません。
「腰に手を当て」

 番台の横っちょに置かれている冷蔵庫です。コーヒー牛乳、フルーツ牛乳、みかん水、ソーダ水等々、街中ではあまり目にしない、いわゆる「お風呂ドリンク」が冷やされていました。個人的には、いかにも体に良くなさそうな、メロン味の何とかサワーというジュースが好きでした。
「銭湯への小道」

 少し傾いた木の電柱の上の方には宝乃湯の看板、下には「ぢの薬」の看板が立てかけられています。どさくさまぎれに犬がマーキング、昔の下町では当たり前に見られた光景です。自転車は、宝乃湯に牛乳を届けに行く途中なのでしょうか?
「のれんをくぐって」

 いわゆる下駄箱です。これは今でもあまり変わりません。最近は銭湯だけでなく、飲み屋さんにもよくありますよね。写真ではわかりにくいのですが、板カギにもきちんと番号が付されていて、脱着できるようになっています。上に乗ってるのは金魚鉢です。
「幸せ太り」

 これは意図するところがイマイチよくわからないのですが、真ん中の箱状のものは番台かなぁと想像しています。右には懐かしい形の体重計。「そういえば中学生の頃、体重計の測定限界をオーバーして壊してしもた奴がおったなぁ。それを見て担任が青ざめてたなぁ・・・。」と、全く関係ないことを思い出して一人笑いしていたMr.Tです。
「脱衣所にて・男湯編」

 脱衣所の鏡周辺を再現したものです。10円入れたら3分動くドライヤー、鼓型の椅子・・・。これらは今でもよく見かけます。右隅にある緑色の物体は「青竹踏み」です。
「脱衣所にて・女湯編」

 男湯編の色違いバージョンです。左側の籠の中には色っぽい下着が入っています。公序良俗の観点から、拡大してお見せできないのが残念です(笑)。

注:他にもいくつかのバージョンがあるらしいので、また入手次第掲載します。各おまけの名称の著作権は販売元に属します。なお、写真はMr.Tが自宅スタジオにて撮影したものです。