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NEDOが超電導蓄電システムを披露、100MW級の開発が目前に

2007年10月16日 11時49分

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は,展示会「第2回新エネルギー世界展示会」(千葉市幕張メッセ,2007年10月10~12日)で,超電導現象を利用した蓄電システム2種類を展示した。一つは,「SMES(superconducting magnetic energy storage)」。これは,超電導状態のコイルに電流を流すと,電気抵抗がゼロなので半永久的に電流が流れ続けることを生かして電池の代わりにするもの。もう一つは「超電導フライ・ホイール」。これは,電力を駒のような回転体(フライ・ホイール)の運動エネルギーに変換して「蓄電」するシステム。超電導で回転体を空中に浮かせるため,摩擦によるエネルギーの損失が少ないのが特徴である。いずれも,現在,NEDO 新エネルギー技術開発部の「超電導電力ネットワーク制御技術開発」というプロジェクトの中の研究テーマになっている。

今回,NEDOは展示会場で,直径がおよそ30cm前後と超小型の「高温超電導SMES」を出展し,実際に液体窒素の中にこの超小型のSMES装置を浸し,蓄電と電力の取り出しを交互に実演してみせた。

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